
2022.6.25sat
真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.14 表情のある家】
おしゃれなライフスタイルを叶える、こだわりの部屋をピックアップする雑誌『KELLY』の連載企画「ROOMS!」。家具、雑貨、花、グリーンなど、インテリアにまつわる暮らしの種をお届けします。
CONTENTS
Theme is…共に育つ表情のある家

経年の味わいを楽しみ、時間とともに移ろう住まい。
築43年の古いマンションならではの古びた躯体を生かしながら、クリーンに見える工夫を凝らしてリノベーションした、hitomiさんのご自宅をご紹介。素材は、経年によって味わいを生む、真鍮、無垢材、塗装壁にこだわったそう。
「真鍮は磨いてより古美色になり、木材は色が濃く艶が出て、壁は塗り重ねることにより陰影が生まれます」とhitomiさん。
広めに設けた、用途多彩な土間もこだわりの一つ。主張の強い置物やインテリアも、余白を大事にすることで、圧迫感なく部屋に調和しています。廊下の突き当たりやリビングにオブジェを魅せるニッチを作ることで、アトリエのような空間を演出。

〈レ・クリント〉の照明などのデザイナーズと、アンティークの家具が目を引くダイニング。梁を生かして作ったリビングのニッチがアクセント。

窓辺のコーナーベンチは、お気に入りに囲まれながら、落ち着いて過ごせるヌックに。低めに下げた照明もポイント。

グレーやコーラルテックスなどの漆喰の他、AEP、ポーターズペイントなど、ゾーンによって色合いや質感を変えた塗装壁にも注目です。
時を重ねるごとに深みを増し、変化を楽しむ。人とともに育つ家には、長く愛せる住まいづくりのヒントが詰まっていました。
Q&A
Q. よく行くショップは?
A. 京都「70B ANTIQUES」、福岡「humming joe」 千葉「APOLOGIA」。
Q. 最近買ったお気に入りアイテムは?
A. 名古屋市南区にある「POETRY」で買った、30年代のイギリスのショーケース。
Q. 今のお部屋に追加したい、狙っているモノは?
A. 〈カールハンセン&サン〉のキューバチェアや、〈ピエール・ジャンヌレ〉のシザーチェアなどのラウンジチェア。総タイル張りのテーブルも気になっています。
Q. インテリア選びで心掛けていることは?
A. モノに物語があるもの、時を経た温かみのあるもの、想い出があるものを選んでいます。家にあるもの全てに、語りたいストーリーがたくさんあります。
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真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.13 ホテルライク】
おしゃれなライフスタイルを叶える、こだわりの部屋をピックアップする雑誌『KELLY』の連載企画「ROOMS!」。家具、雑貨、花、グリーンなど、インテリアにまつわる暮らしの種をお届けします。 Theme is…ホテルライク 内部建具は、すべて造作!こだわりの詰まった一軒家。 バロックデザインワークスが手掛けたこちらの邸宅は、ホテルライクを意識し、意匠性はもちろん機能性も大切にした住まい。内部建具はすべて造作で、脱衣所は通気性を考慮したルーバーの引き戸にするなど、空間に合わせてドアをデザイン。 光と風を採り入れる工夫を随所に施し、明るいLDKを実現。吹き抜けを螺旋状に囲むように手摺りが取り付けられ、意匠的でありながら安全性も考慮した作りになっています。 リビングは、落ち着いた雰囲気を演出するため、木の温もりある空間に。ソファの後ろには大容量の収納があり、リビングに生活感を出さない工夫も。 また、大きな吹き抜けとプライベートテラスも見どころの一つです。テラスとダイニングが繋がる構造で、室内床と同素材のタイルと、天井と同じ高さで続く軒により、室内のような屋外に。 外からの視線を遮るRC塀で、窓を全開放することもできるので、第二のリビングとして、おうち時間を有意義なものにしてくれます。 洗面は、水栓が壁から出ているタイプを採用。デザイン性がありながら、掃除もしやすいのが特長です。 駐車場から繋がる玄関ポーチの庇と柱壁など、水平垂直のラインとボリュームを注意深く整えることで、重厚でありながらシャープな印象の建物に。 Q&A Q. 暮らしやすい住宅のポイントは? A. キッチンや洗面など、毎日使うスペースを広くとること。また、生活導線を意識することも大切です。 Q. 家づくりのために準備しておいた方がいいものは? A. 流行に左右されすぎないように、年齢を重ねた時をイメージしながら、間取りやテイストを考えておくと良いですね。 Q. バロックが得意にしていることは? A. 細部までこだわったデザインと、長く愛される機能性の両立です。 長縄貴人さん Instagram @takahito_naganawa プロフィール 一級建築士事務所「バロックデザインワークス」代表取締役。東海エリア以外でも多数の住宅や店舗を手掛ける。 ▼合わせて読みたい 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2022.04.30真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.12 Japandi】https://kelly-net.jp/edit_all/2022043000004658109.html 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2022.03.26真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.11 GOTEN】https://kelly-net.jp/edit_all/2022032600005658103.html 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2022.02.26真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.10 シャンブル・ドット】https://kelly-net.jp/edit_all/2022022600000058096.html 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2022.01.29真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.9 和の暮らし】https://kelly-net.jp/edit_all/2022012900005358087.html 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.12.25真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.8 北欧シック】https://kelly-net.jp/edit_all/2021122500000153034.html 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.11.24真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.7 ヴィンテージ】https://kelly-net.jp/edit_all/2021112413115851367.html 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.10.04真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.6 ギャラリー】https://kelly-net.jp/enjoytoday/2021100405002147836.html 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.09.27真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.5 廃墟】https://kelly-net.jp/enjoytoday/2021092705500447846.html躯体のコンクリートを現した、無骨な雰囲気が漂う一室。古き良きものを愛する、寺嶋さんのご自宅へ。 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.09.06真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.4 フレンチ・モダン】https://kelly-net.jp/enjoytoday/2021090605501247353.htmlアート好きのご夫婦が暮らすのは、フランスのミッドセンチュリーモダンを中心に、名作家具が調和する一室。ヘリンボーンの床と、白の塗り壁にモルタルを効かせた、シンプルながらも上質な空間が広がります。〈ピエール・シャポー〉のダイニングテーブルは、フランスから直接輸入したもの。 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.08.19真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.3 ミニマム・モダン】https://kelly-net.jp/enjoytoday/2021081905505946698.htmlリビングに入ると、まるで美術館のような真っ白の空間に、アート性の高い家具たちが出迎えてくれる。賃貸だが、それらを感じさせないスタイリッシュな雰囲気に包まれているYURIさんの自宅。 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.07.26真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.2 ホテルライク】https://kelly-net.jp/enjoytoday/2021072605504945647.html生活感をおさえて、すっきりと暮らす。今月は、そんな理想を叶えた自宅を覗き見!築20年のマンションをリノベーションし、白を基調としたリビングや、全面タイル張りのバスルーム、真っ白な造作キッチンなど、まるで海外のようなインテリアに生まれ変わった。 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2021.07.19真似したくなる、素敵なインテリアのヒント集【vol.1 アート&ボタニカル】https://kelly-net.jp/enjoytoday/2021071905504645524.html弓さんがここに引っ越してきたのは、約1年前。2LDKの賃貸マンションだ。部屋には、一人暮らし時代から少しずつ集めてきたアートがずらりと並ぶ。結婚式の時に使ったドライフラワーやウェルカムボードも、インテリアの一部に。
