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撮影現場の雰囲気は、実際どんな感じでしたか?

藤原さん  スタッフの方たちは戦場のように戦っていましたが、僕らキャストは、のほほ~んとしていましたね(笑)。あたかもカメラがないかのような生活というか(笑)
宮沢さん  もちろん、役の立ち位置的にもスケジュール的にもしんどかったですが、終わってみて、すごく楽しい現場でしたね。明るいとは違いますが、みんながすごく熱心で、良いものを作りたいっていうベクトルがみんな同じ方向に向いていたので、居心地が良かったです。この作品にすべてを賭けていないと思われる人が、誰一人としていなかったというか。みんながしっかりと100%、120%の力でこの作品に挑んでいるなぁっていう。とにかく楽しくもあり、熱い現場でしたね。

舞台裏のお二人の10日間の同棲生活で、第一印象から変わった点やギャップに感じた点はありましたか?

藤原さん  僕が氷魚くんに一番ギャップを感じたのは、「こんなに素朴な人なんだ」っていうことかな。もう少し自分との共通点を見つけるのが大変かと思っていたら、そんなことも考えなくていいくらい、一緒にいれたというか。スター性を持ちながらも、ものすごく素朴で、町の人とも普通に喋っていたし。そういうところがあって、その素朴さをギャップに感じましたね。
宮沢さん  僕は逆に、季節くんと一緒に住むまでは、ちょっと気難しいタイプかと思っていました(笑)
藤原さん  そういうイメージ、けっこうされがち(笑)
宮沢さん  部屋でも、お芝居の話をすると止まらなくなるのかなと思っていましたが、そういう会話は全然で。すごく良い意味で普通というか、普通の会話ができる人って素敵だなって思いましたね。普通の会話をできない人といっしょになると、辛いんですよね。ずっとその現場にいると、作品と向き合っている分、家にいると違うことも話したり、どうでも良いことも話したいじゃないですか?それを季節くんとできたので、良かったなって。お腹いっぱいになるから、むしろ演技のことをそんなに語る人じゃなくて(笑)。
藤原さん  カメラが回っていない時は、僕もできるだけ演技のことを考えたくないんですよ。氷魚くんも。だけど、二人ともずっと台本は持っているみたいな(笑)。手放せないんですよ、もう。常に視界にあるところに台本を置いておかないと。だけど、会話は演技の話をしていないみたいな、二重構造生活でした(笑)
宮沢さん  そうだね、不思議な時間だったよね。セリフも全部頭の中に入っているのに、どこかで…。
藤原さん  まだ発見があるんじゃないかって。
宮沢さん  そうそう(笑)!
藤原さん  映画と関係のない話をしていても、気付いたら二人とも台本をペラペラめくる…っていう感じでした。氷魚くんとの暮らしは、心地良かったです。場所も決まっていて、僕が窓側で、氷魚くんがテレビ側(笑)
宮沢さん  季節くんといてすごく楽だったのは、無言というか沈黙でも苦じゃないことかな。沈黙って、僕すごく個人的には大事な時間で、話したいことがあったら話せば良いし、話したくない時はもちろん話さなくても良いし。季節くんはそれを許してくれる人だったんですね。

©2020 映画「his」製作委員会

映画『his』

2020年1月24日(金)全国ロードショー
監督 / 今泉力哉
企画・脚本 / アサダアツシ
出演 / 宮沢氷魚、藤原季節、松本若菜、松本穂香、戸田恵子 ほか
配給 / ファントム・フィルム
https://www.phantom-film.com/his-movie/
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【好評上映中!】映画『his』主演の宮沢氷魚さん、注目俳優の藤原季節さんにインタビュー

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