2月15日(土)には、名古屋でもライブがありました。ライブに関しては変化はありましたか?
昨年の1月に初めて、『Ahead Ahead』のリリースパーティーをしたんですけど、曲をやったときにお客さんがすごく盛り上がってくれたんです。蔦谷さんが以前、「アーティストには『お客さんを圧倒するタイプ』と『お客さんと楽しむタイプ』の2種類いる」とおっしゃっていて。僕らはこれまでずっと、圧倒的に前者だったんです。だから、『Ahead Ahead』で盛り上がったのがカルチャーショックで。その後できた『Summer Time Magic』でも、すごくお客さんと楽しめるようになって、この一年間でちょっとずつ、ぼくらも広がりが出てきました。昔からのdopeな表現もリアレンジして、同期を使ったライブで、よりそういう感覚になれるようになって、どちらの振れ幅も更に広がっています。今はすごく、楽しめるライブになっているんじゃないかなと思います。最後に、今後の活動・曲作りの展望や意気込みは?
歌詞に関しては、アルバムに『Hallelujah!!』っていう楽曲が入ってるんですけど、僕なりに自分のパーソナルな部分に触れられた曲だなと思っていて。そういう面をもっとリード曲とかでも出していけたらいいなと思っています。今回は、“多くの人に伝える”“みんなが歌える”っていうことを意識したんですけど、そういう面もありながら、誰でも歌える曲じゃなくて、自分でしか歌えないような曲で多くの人に伝えていけたらいいな、というのが個人的なテーマになっていますね。昨今はサブスクで色々な新譜を聴けて、クオリティーが高いものも多いと思うんですけど、逆にその中で目立つものは、録り方の手法が変わっていたりして。逆にローファイな質感で完成したものに、心を惹かれ始めているので、ハイエンドをみんなが作れる時代になってきているからこそ、面白みがある表現もあるのかなと思います。そういうものにも、今後挑戦していきたいですね。雨のパレード New Album『BORDERLESS』
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