――カップリング曲「Many　Many　Want」について教えてください。

Liliさん　お友達をコンセプトにしているクラグラとはまた違った一面というか、“強い女性”という感じの歌詞や曲調になっています。しっとりめの「CANDY TOWER」とはまた違って、ガチャガチャしていたり、音が大きかったり、メリハリのある楽曲です。照明の演出が合いまったパフォーマンスにも注目してほしいですね。
そして、デビュー曲のカップリング「キミはバッテラ」に引き続き、この楽曲も私が振り付けしました！ 以前はメンバーそれぞれのキャラクターに合わせて、このメンバーにはこういう振りをしてほしいと思って、個々に振りを付けていたんですけど、今回は6人で踊らないと踊れない振り付けにしました。これには、“クラグラは6人いたら最強になれるんだよ”っていうメッセージを込めています。

――今回も振り付けを担当されたんですね！ どれくらいの期間で完成したんですか。

Liliさん　3日か2日ですね。

――早いですね！ 振り付けを考えるにあたって、曲を聴いてインスピレーションがおりてくるみたいな感じですか。

Liliさん　私は夜型なんですけど、深夜にいきなり振りが降ってくるときがあって、一度降ってきたら止まらないので、そうなると寝ないで振りを起こすことが多いですね。曲を流しっぱなしにしていると、勝手に体が動きますし、私の頭の中で「6人でこういう形を作りたい」「こういうイメージでファンの方に見てほしい」というものが明確にあるんですよ。それと、曲調的にもかっこいい曲が大好きなので、「Many　Many　Want」の振り付けを作るのはすごく楽しかったです！

――メンバーの皆さんは、Liliさん考案の振り付けで特に好きなところはありますか？

Anonさん　曲が始まる前、座っているような状態から始まるんですよ。座っている状態から始まる曲はあまりない気がするのと、そこで真ん中辺りにいるLiliが、すごくかっこよくて、かわいいんです！ この曲はとにかくかっこいいので、ついみんなを見ちゃいますね。

Airaさん　「女は急には止まれない」というパートがあって、Anonが一人だけ歩いていて、他のメンバーはAnonが通るところをクルクルとするんですよ。私はそのときに端っこにいて男役の設定で、女役がAnonなんです。それで、Anonにハグしようとすると、突き放されるんですよ。そこが好きです！ 他のアーティストでは絶対に見られない振りだと思いますし、やっていて本当に楽しいです!!

Liliさん　この振りの意図としては、クラグラで、AiraちゃんとAnonちゃんがカップルみたいなノリがあるんですよ。それこそAnonちゃんが女の子、Airaちゃんが男の子っていう感じなんですよね。それを振りに取り入れました。失恋した女の人が強くなるというような歌詞もあって、恋愛ストーリみたいな感じにしました。一回振られるんですけど、「最後の準備はできたよ？」というパートで顔を近づける振りがあります。ここは“湧きポイント”でもあるので、特に注目してください！

――曲調や歌詞などのポイントもぜひ教えてください。

Aoiさん　歌詞もダンスも“強い女”っていう感じです！ 曲を聴いていても、自分で踊ったり歌ったりしてても、「CANDY TOWER」のパフォーマンスをしている自分とは違う自分になれる気がします。

Mireiさん　曲の後半で「少女のまま」「大人になる」という歌詞が出てきます。2番の歌詞からは、いつもはこんな自分じゃないんだな、迷っているところとか恥ずかしいところもあるんだなっていうのが、ちょっとだけ見えるんですよね。歌詞からそういう強がりの部分もわかります。メロディーは、ずっとラップが続くとか全振りでかっこいいわけではないんですけど、お友達がコンセプトで、デビュー曲ですごく楽しそうにパフォーマンスをしていた私たちが歌うからこそ、かっこいい曲になるのかなと感じています。ファンの方たちも、ギャップにびっくりすると思います。
きっとかっこいい曲でデビューして活動していたら、ここまでかっこいい魅力にはならなかったと思うんですよね。それと、普段「ハッピースマイルAoiです」と自己紹介する15歳のかわいいメンバーもいれば、かっこいいメンバーもいる、クラグラにしか歌えない曲です。

Hitomiさん　私はかっこいい女性にすごい憧れているんですけど、性格的にあんまりかっこよくなれなくて。でも「Many　Many　Want」を踊ると、その時だけは強くてかっこいい女性像に近づいて、自分の憧れの女性になれる気がするんです。なので、めちゃくちゃ決めた顔して踊っています（笑）

――表情もポイントですね!!

Hitomiさん　はい。ぜひ注目してほしいです！

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