「今でも忘れられない」二人の出会い

「BMK」は、2025年1月31日をもって解散することが発表されました。けんぱとたくみんは、「BOYS AND MEN 研究生 トウキョウ」時代から仲間として切磋琢磨。念願のグループ結成後は、「BMK」のメンバーとして共に過ごしてきました。初対面の印象を聞いてみると、思わぬエピソードが大放出!
たくみん 2016年、初めてけんぱに会った時のことをすごい覚えてるよ。けんぱは2年くらい先輩で、僕はオーディションではなく、事務所へ履歴書を送って合格したから同期はいなくて。まず仕事を知るために、「BOYS AND MEN 研究生 トウキョウ」のトークショーへ行くことになったんだよね。会場は「渋谷マルイ」で、けんぱともう一人のメンバーが出ていて、トークショーなのに自己紹介もせず、叩いてかぶってじゃんけんぽんをしてた。3回くらいやって、「ありがとうございました」ってステージから去っていったの。「え、終わり!?」ってびっくりしたよ(笑)
けんぱ 今じゃありえないよね(笑)
たくみん その後に挨拶へ行ったんだけど、マネージャーさんに「佐藤くんはちょっと外してくれる?」と言われて、部屋を出たら、「展開もダメだし、何の説明もしてない。何の時間だったの?」って怒られてる声が聞こえてきたの。それがけんぱとのはじめまして(笑)
けんぱ その日のことめっちゃ覚えてるわ。そのころは「BOYS AND MEN 研究生 トウキョウ」のメンバーが僕ともう一人いて、言っても15歳くらいの男の子二人で、マイクもないようなところで、地声でトークショーみたいなことをしてたんだよね。学生だから、夏休みとか春休みの長い期間に連日やっていたんだけど、だんだん喋ることも、やることもなくなってきて…。まるで地獄にいるかのような気持ちで過ごしてた。
「イベントをやるよ」って言われても何やればいいかわからなくて。でも一応、自分たちでいろいろ考えてたんだよね。たくみは、絶望してた時に入ってきた“一筋の光”みたいな存在だったな。年上だし、あのタイミングだったから助かったよ。
たくみん ちょうど何人か辞めてしまったころだったから、余計にね。
けんぱ そう。だんだんと東京の研究生でイベントやることが増えたよね。仕事で名古屋へ行くことが多くなってきて、毎週末名古屋だなーと思っていたら、本格的に名古屋での活動が増えていった。

たくみん その時は東京の研究生の気持ちだったから、少し戸惑いはあったかな。僕たち二人のレギュラーのラジオ番組もあったし、東京の研究生だけでも活動していたから。僕たちには結束力があったと思う。でも正直、けんぱとは長くやらないだろうなと思ってた。僕の中ではありえない人間だったから(笑)
けんぱ そうなの?
たくみん 振り付けを覚える時に、動画で見て覚えるじゃん。僕たちは動画を反転するアプリとか使ってたけど、けんぱは鏡に動画を映して踊ってた。あと、稽古の時に「いつかテレビ番組に出る時のために動画撮ってくれる?」って頼まれたことがあって、僕も同じ研究生なのになんで?って感じだった(笑)。とにかく驚きの連続で、マネージャーに「どうなってるんですか?」って連絡をしたこともあったな。まさかここまでけんぱと一緒にいるとは驚きだよ。
けんぱ 当時は、仕事の量と稽古の時間の割合がおかしかったんだよね。ほぼ毎週末稽古だったから、そんなにやることないな…っていう状況だった。たくみの第一印象は、“ちゃんとしてる人”。改革を起こしにきた、豊臣秀吉みたいだった。
たくみん 僕が変えたとまでは言い難いけど、トーク力を鍛えるためにラジオごっことかしたね。練習する場所がなくて、公園でやっていたら鳩が近くに止まって、僕たちのラジオごっこ聞いてた(笑)
けんぱ そんなこともあったね。懐かしいな。あのころの練習があったから、今こんなに面白くなったんだな~!
たくみん (笑)。あと、けんぱに「塾が終わるまで待ってて」って言われて、塾の近くで待ってたこともあったよ。何か話したいことがあるのかな?と思って待ってたのに、塾終わりに合流したら、そのままけんぱの家まで行って「じゃあね」って言われて終わり。何だったの!?(笑)


たくみん 研究生の選抜で「祭nine.」っていうグループができたころは、バックのバックに、僕たちがいることがあったよね。その年の正月、名古屋の研究生はイベントとかに出ていたけど、僕たちは何も仕事がなくて。けんぱとマネージャーと神社へお参りに行ったよね。

けんぱ (写真を見て)懐かしい!
たくみん この時から僕たち神社の連載しているようだね(笑)。入所したてのころは僕の方がしっかりしていたと思うけど、驚くことに今はけんぱの方ががしっかりしてる! BMKって、僕以外みんな長男なんだよね。そういうこともあってか、けんぱはすごく面倒見がいいし、空気を読んで動けて、その場に合った立ち回りができる人。
けんぱ たくみがいろいろ抜けすぎなんじゃない?(笑)それと、僕たちには「ハスキー2人。」っていうユニット名が付いていたよね。僕は元々ハスキーボイスで、たくみはライブが終わると喉を枯らしてハスキーになるから、こういうユニット名が付いたんだよね。結成して8年くらい経ったんじゃない?
たくみん 「ハスキー2人。」でライブとかもしていたよね。それと、イベントを各地で開催する時って名古屋の研究生は名古屋とかでやることが多かったけど、僕たちはいろいろな都市に行くことが多かったよね。福岡でのイベントの時に、飛行機の都合で長崎に降り立つことになって、知らない電車と知らないバスを乗り継いで一生懸命、福岡に行ってライブしたこともあったな。終わってから「博多ラーメンを食べに行こう」って誘ったら、けんぱは「どうしてもチャーハンが食べたい」って言ってきて。近くのチャーハンがあるラーメン屋を調べて行ったら、北海道ラーメンのお店だった(笑)
けんぱ 懐かしいな~。めっちゃ覚えてる。チャーハンを食べたかったはずなのに、塩バターコーンラーメンを頼んだ(笑)

いくつものかけがえのない(!?)エピソードがある、けんぱとたくみんは、今では演技の仕事について話すことも多くなったそうです。
たくみん 最近は二人でお芝居の話ばっかりしているかも。塾が終わるまで待たされた人と演技の話をするなんて、びっくり(笑)
けんぱ (笑)。今年は『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -New Encounter-と、「ROCK MUSICAL BLEACH」~Arrancar the Beginning~に出演できて、本格的に演技のお仕事ができるようになってうれしい。前までは漠然と演技のお仕事がしたいっていう気持ちだったけど、今ではこういう役を演じてみたい!っていう気持ちに変わった。
たくみん それは何かきっかけがあったの?
けんぱ 2つの舞台を通じて、共演者の皆さんのお芝居を見たり、共演がきっかけで役者の知り合いが増えたりして、考え方が変わったかな。
たくみん 僕が憧れている俳優さんとけんぱが知り合いになったのは、すごくうれしいし羨ましくもある。あと、けんぱのことを知りまくってるから、お芝居について深く話せるし、聞けるんだよね。そうやってお互いに話すことで、また刺激し合える。今度、演技レッスンに行く約束もしたね。
けんぱ そうだね。僕は早いうちに、制服を着る役を演じたい! キラキラした学園恋愛系の実写版の、学校イチの人気者とか。子どものころからそういう作品が好きだったんだよね。あとは、医療系とか専門的な役もやってみたい。
たくみん セリフを覚えるの大変そうだけど、けんぱは覚えるのが早いよね。
けんぱ セリフを覚えたり、作品を通して何かを知ったりする時間が好きなんだよね。難しいセリフを覚えることに、生きてるなって感じる。あと、実際には習得してないけど、いろいろな資格の本を持っているから、役を通じて専門的なジャンルを勉強したいなっていう思いもある。

たくみん 僕は、一緒に演技をしたい人がたくさんいるから、その方たちとお芝居がしたい! 僕はこんな感じだけど、あなたはどうなの?みたいに、演技を通じてその人を知りたいっていう感じかな。
お互いのお芝居の目標に向かっていく二人。「ハスキー2人。」改め、けんぱ・たくみんのコンビ名を募集します! 『日刊KELLY』のアンケートフォームへご応募いただいた方の中から、抽選でサイン入りチェキプレゼントも♡ たくさんの案をお待ちしています!!
【けんぱ・たくみんのコンビ名を大募集】
※応募締め切りは、2024年11月15日(金)18:00まで
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