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【絶賛公開中!】映画『罪と悪』名古屋での公開記念舞台挨拶に石田卓也さん、齊藤勇起監督が登壇!サプライズバースデーも!
#映画

2024.2.17sat

【絶賛公開中!】映画『罪と悪』名古屋での公開記念舞台挨拶に石田卓也さん、齊藤勇起監督が登壇!サプライズバースデーも!

2月10日(土)、ミッドランドスクエア シネマにて映画『罪と悪』の公開記念舞台挨拶が開催され、キャストの石田卓也さん齊藤勇起監督が登壇しました。

オリジナル脚本で描く、罪の真実と正義の在り方を問う本格ミステリー。監督には、井筒和幸監督を中心に、岩井俊二監督作品などの助監督を経て本作が初監督となる齊藤勇起監督。本作では、齊藤監督が脚本も務め、真の意味での悪人とは何なのかを問いかけます。主演の春役には、『横道世之介』など数多くの話題作に出演し続ける高良健吾さん。地元の不良たちを集めた闇の仕事を請け負う建設会社社長・春役を演じます。春と同じく罪を背負いながらも、過去の秘密を隠し刑事になった幼馴染・晃役に大東駿介さん。引きこもりになってしまった双子の弟の面倒を見ながら家業の農業を継ぐ幼馴染・朔役を石田卓也さんが演じます。舞台挨拶では、本作に込められた想いや、制作の裏側を語っていただき、舞台挨拶当日がお誕生日だった石田さんのサプライズバースデーも!その様子をレポートします。

STORY

何者かに殺された14歳の少年・正樹。彼の遺体は町の中心にある橋の下で発見された。同級生の春(高良)・晃(大東)・朔(石田)は、正樹を殺した犯人と確信した男の家に押しかけるが、もみあいになり、犯人らしき男は1人の少年に殺される。彼は家に火を放ち、事件は幕を閉じるはずだった。時が過ぎ、刑事になった晃は、父の死をきっかけに町に戻り、朔と再会する。ほどなくして、20年前と同じように、ある少年の死体が橋の下で見つかる。晃は少年の殺害事件の捜査の中で、春と再会し、それぞれが心の奥にしまっていた過去の事件の扉が再び開き始める―。

齊藤監督のデビュー作、仲間と一緒に舞台に立てて感無量

――ようこそ、お越しいただきました。 お帰りなさい。主人公・春の幼馴染で、地元に残って農業の家業を継ぐ朝倉朔を演じました、石田卓也さんです。

石田さん 皆さん、こんにちは!朝倉朔を演じさせていただきました石田卓也です。上映後ということで、皆さんの感想や質問など、いろんな意見がある中で短い間ですが一緒に楽しんでいけたらなと思っています。今日はよろしくお願いします。

――ありがとうございます。本作が監督デビュー作となります齊藤監督、よろしくお願いいたします。

齊藤監督 今日は、皆さんありがとうございます。本当に数ある作品の中でも、この作品を観ようと思って、わざわざ足を運んでいただいて、しかもこんなにたくさんの方々。今話した通り、本作が僕のデビュー作であって、せこせこずっと書いていたオリジナル脚本です。それが今、日の目を浴びて、仲間と一緒に舞台に立つことができ、そして、皆さんにお披露目することができて、本当に今感無量です。今日はどうぞよろしくお願いします。

――ありがとうございます。監督は、大阪の舞台挨拶から名古屋へ来られて、愛知県出身の石田さんとスクリーンの前にお立ちいただくのもまたいいものですね。

石田さん 久しぶりにこうやって名古屋で挨拶させていただけて、本当に今日を楽しみにしています。

――改めまして、監督デビュー本当におめでとうございます!武正晴さんや、堤幸彦さんなどの愛知県出身の監督さんのもとで助監督されていて、いろんな方々からきっとメッセージや感想をいただいているんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか?

齊藤監督 先輩方もそうですけど、他の仲間の監督さんだったり、プロデューサーさんだったり、絶賛してくれる方もいれば、良かったけど言いたいことが結構あるような。観終わった後、そりゃそうだろうなと思いながら聞いていました。でも、そういった先輩方も観終わった後に食事へ行って、そこで話がだいぶ白熱していたようで、その代表の1人がずっと質問をしてきて、分かりましたって色々答えていました。僕もやりたかったと言いますか、観終わった後に気持ちよくなって映画のことをすぐ忘れてしまう映画もいいんですが、観終わった後の3日間や1週間とか、それぐらい映画のことをちょっと思い出してくれる時間があるような、そんな映画を目指してはいたので、兄貴分たちや師匠さんにあたる人たちもそうなってくれたことは、僕がちょっとうれしいです。

――語りたくなる作品ということで、石田さんはいかがでしょうか?

石田さん 僕の友だちも公開初日の1番朝早い時間に、仕事を休んで観に行ってくれたようですが、やっぱり重すぎて、午前中に観る映画じゃなかったみたいに言っていました。でもそれぐらいいろんなことを感じてもらえたんだなと思って、すごくうれしかったですね。

――石田さんにオファーをされた理由をぜひ教えてください。

齊藤監督 助監督時代に、本当にディープな映画ファンでもなかなか存在を知らないかもしれない武監督の映画『モンゴル野球青春記~バクシャー~』という映画に僕が応援で行って、その時に石田さんの活躍を見て、ああいい役者さんだなって思いました。そう思っていたのもあり、高良さんからも石田さんが今いろんなことやられていてと話が出て、ああ、お願いしよう!と思って会いに行きました。突っかかれたら怖いなと思ったんですけど(笑)、もう驚くような本当に立派なもう素晴らしい・・・ 

石田さん 僕のことをすごいやんちゃなイメージだったみたいなんですよ。だいぶ!(笑) 久しぶりに会ったら、なんかすごくなんか落ち着いてびっくりしたって、いろんな人に言われるんですけど(笑)

――10代や20代前半はやんちゃなイメージがあったんですかね?

齊藤監督 業界ではまあまあ(笑)

石田さん 違いますよ(笑)すごく厳しい監督たちと戦っていたんですよ、僕は(笑)

齊藤監督 戦うと言いますか、自分を守るためですよね。

――齊藤督監からオファーをもらって、脚本をご覧になった時の心境はいかがでした?

石田さん 純粋にすごくうれしかったですし、僕も普段少し農業を経験させていただいているんですけど、僕が演じた朔も農家の役で、細かい気持ちの部分で共感できるところがあったので、ぜひこの役はやらせていただけないかなと思いましたね。

石田さん、高良さん、大東さんの約15年ぶりの再会が映画みたいでリアル

――共演者には、同年代の高良さんと大東さんでしたね。

石田さん ずっと一緒に俳優を続けていたんですけど、2人に会うのも本作の映画の3人と同じで、本当に15年ぶりとか、それぐらいに久しぶりに会ったんですね。久しぶりに会ってなんかすごく恥ずかしい気持ちと、みんな成長しているのがわかる感覚と、すごくたくさん感じるものがありました。撮影前の本読みをしたときにすごくなんかこう、なんていう気持ちって言ったらいいのか、うれしいっていう一言では言い表せないような気持ちになったんですよね。実際にこうやって映画を作って、今こうやって皆さんに観ていただけるということが、本当に今自分の中でうれしいです。感無量です!

――監督オリジナルの脚本とはいえ、石田さんがおっしゃったように何年かぶりに会ったっていうのは、まさしくリアルですよね。

齊藤督監 いつもだと衣装合わせなどで撮影前に少し会って、その時に軽く話してよろしくみたいな感じなんですけど、初監督でやる時にはそういうふうにはやりたくないと思っていました。撮影前にしっかり会って、石田さん、高良さん、大東さんと僕4人で、スタッフルームで話したときに、久々に会ったので皆はじめはぎこちないですけど、旧友を思い出しながら、高良さんが「昔、僕は石田くんのバイクの後ろに乗せてもらって家に行ったことある」と言って、「いや、俺覚えてないや」とか(笑)そういった話とか、大東さんからも出たり、そんな感じで少し気持ちが和んだところで、このセリフだけちょっと言ってみてもらっていいですか?って、感覚をつかむためにやらせてもらいました。雑談しながら映画のこともやりながら、それぞれの世界観を共有できたのは、本当に貴重であっという間でしたね。6時間ぐらいいたかな。

石田さん そうですね。お昼に始めて2時間ぐらいで終わる予定だったんですけど、気づいたら夜でした(笑)

齊藤督監 そうそう!それぐらい貴重な時間で、僕もそのやり取り見て本を変えていた部分もあるんで、セリフ回しだとかいろいろ。

――本当に幼馴染が集まったみたいな感じだったんですね。

石田さん 本当に、なかなかこういう経験ってないですね。

監督の出身地・福井県でオールロケで豪雨も経験

――皆さんで作り上げていったんですが、本作は監督のデビュー作であり、監督の故郷・福井で撮られたんですよね?

齊藤督監 都内近郊とか関東圏などで撮ればそれなりにいけると思ったんですけど、知っている場所じゃなくて、どんな場所なのか皆さんが全然知らない福井は、映画の舞台にもならないし、逆にそれがチャンスかなと思いました。今回出てきた映画の場所は、オール完全福井ロケでやっていましたが、それを普遍的にしたく、日本全国どこでもあるような話にしたかったので、目線というのは決して外から見た観光とかそういう世界じゃなく、町に生きる人間たちの生きる目線で、景色や風景とか町の人たちの気持ちを出すようにしました。観光地とかはあえて排除し、目線にこだわって、小さな町で起こる事件も名古屋だと大都市なのでもっと派手かもしれませんけども、全国どこでも起こりうる話にしたいなと思ったので、福井県をチョイスしたのは良かったかもしれないです。

――福井県はわりと名古屋と近いですが、石田さんは今まで行かれたことはありましたか?

石田さん 実は、なかったんです。妹の旦那が福井県出身で少し話を聞いていたので、行くのが楽しみでした。実際に行ってみて、食べ物の素材のおいしさにびっくりしました。名古屋はどっちかというと味付けじゃないですか。そうじゃなくて、素材のおいしさ、お魚もカニもそうですけど、すごく素材が生きているなっていう感じがしました。

――皆さんで食事に行かれたりしました?

石田さん そうですね。カニを食べに行ったり、撮影終わった後にちょっと居酒屋さんのような場所でお刺身食べたりと、どれもすごくおいしかったです。

齊藤督監 ちょっとお店が閉まるのが早かったですけどね(笑) 

――撮影中は場所の思い出などありますか?

齊藤督監 少年時代の川って結構濁っていて、台風のゴーっとなっている映像を少し入れていましたが、始めは大人パートから撮ったんですね。大人パートの時は、緑が生い茂っていて、死体を見つける時も薮みたいな所を抜けて行くように撮影しましたが、少年時代の時は全部藪をカットして、きちんと整備された状態で撮影しようと思っていました。でも、ちょうど少年時代を撮影しているときに福井県で豪雨が発生して、土砂崩れとかも起きて、川とかも大変なことになってしまっていました。それでも撮影しなきゃと思ったときにどうせならこれを生かそうと、逆にラッキーだと思って、汚れている川の状態で撮影して、豪雨の映像もカメラマンにもっともっとって、なるべく川岸に寄ってもらって、カメラマンは嫌がっていましたけど(笑)迫力ある映像を撮ってもらいました。そこは思い出深くて、本当に撮影が止まるかなと思ったんですけど、一番喜んでいたのは、もしかしたら制作かもしれないです(笑)。周りを全部管理する制作部がいるんですが、あのすんごい大量の草を刈らなきゃいけないことにだいぶ嫌な顔をしていましたが(笑)、豪雨が全部流してくれたんで、そのままでいけました。

石田さん 監督に今聞かされるまで、あれはCGだと思っていました。

齊藤督監 CGをフルで使える予算がなく、アナログですね(笑)

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