2021.6.2wed
【6/2発売】The Songbards、新ミニアルバム『AUGURIES』インタビュー!
神戸発の4人組バンド、The Songbards(ザ・ソングバーズ)が2021年6月2日(水)に最新ミニアルバム『AUGURIES』をリリース。前作『SOLITUDE』に続く、三部作の第二章となる今作の聴きどころをたっぷりとインタビューさせていただきました。
The Songbards(ザ・ソングバーズ)
【6/2発売】The Songbards、新ミニアルバム『AUGURIES』インタビュー!
コロナ禍で活動が制限される中、ライブの延期や中止がありながらも、The Songbardsはコンスタントに音源のリリースがあったりと、前進している印象があるのですが。
上野さん 音楽活動をされている方は皆さんそうだと思うんですけど、予定していたライブが延期や中止になったとき、やり場のない悔しさがあって。でも、コロナでもっと影響を受けている方もたくさんいらっしゃるので、本当にシンプルに考えて、いま自分たちにできることをコツコツやっていくしかないっていうマインドで活動してきました。昨今の状況が楽曲に作用することはありましたか?
松原さん 自分たちとしては影響のないようにしているつもりなんですけど、制作期間がコロナ禍ではあるので、自ずと影響を受けているんじゃないかなと思います。直接的なメッセージを歌っていることはないんですけど、サウンド面ではコロナ以前に作ったものとは、やはり少し違うのかもしれないです。前作『SOLITUDE』は「孤独」がテーマになっていたと思うのですが、そこに死生観であったり輪廻転生であったり、角度を変えて表現した作品が『AUGURIES』だと受け取ったのですが。『SOLITUDE』より一歩前に進んだ印象もあったり。
松原さん 『SOLITUDE』に関しては、状態としての一人ぼっちではなく、感情的に一人だって感じることは、自分の考え方次第なんじゃないかと思うことがあって。その考え方に対する気付きだったり方法だったり、そこから学んだものを表現した作品だったんですけど、今作の『AUGURIES』はそこから少し前に出て、社会に飛び出すことや人間関係っていう関わりの中で、どう考えていけたらいいのかとか、答えが分からなくてもポジティブなエネルギーにもっていけるようなものを意識して作った作品なんです。この状況下で音楽をやる側も受け取る側も、普段の生活でも色んなことと向き合って、抗って、なんとか生きていると思うんですけど、その中で何が正解かは分からないしきっと答えは出ないと思っていて。だけどその何かのヒントというか、きっかけになるようなメッセージが今作にはあるのかなと。それが何か明確には分からないのですが、聴き終わったときに少し心が晴れているような気がしたんです。
松原さん たぶんひとつの答えを提示するのは、考え方の違う人もいるから難しいと思うし、20代半ばでまだ自分の答えも分かっていないのに、それを発信するのもなって思っていて。どんな答えが出ても正解だと思うんです。だからこそ答えを明言するのは、その結果ぶつかってしまったり、良くないことが起こる気もしていて。だから「僕はこう思っているよ」っていう届け方をしているんです。それを雰囲気で感じ取ってくれるような音楽であればいいなとは思っていますね。答えではなく、何かひとつのきっかけだったり、問題提起として音楽自体があるという。
松原さん そうですね。きっかけや入り口になってくれたら嬉しいです。The Songbards ‐ 4th Mini Album “AUGURIES”
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