FLOW vintage
大須に店舗を構える「FLOW vintage」。アーカイブ品やオールドのスポーツアイテムなど、古着初心者の方から古着好きの方まで楽しめる商品を多数取り扱っています。
場所
- 愛知県名古屋市中区大須3-5-49 ハセビル2 3F 南A号室
- 営業時間
- 13:00~20:00
- 定休日
- 不定休(Instagramで営業日を要確認)
- 駐車場
- なし
- 支払方法
- カード・電子マネー可
- アクセス
- 地下鉄「矢場町駅」から徒歩で約
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岐阜・多治見市「ギャルリ百草」にて個展「Critical Point Day by Day―小島久弥」が開催! 光と闇が織りなす特別な空間を体験
これまでに個展多数開催のほか、「清流の国ぎふ芸術祭 ART AWARD IN THE CUBE2020」など、数々のグループ展に参加している、小島久弥さんの個展「Critical Point Day by Day-小島久弥」が岐阜・多治見市「ギャルリ百草」にて3月5日(日)まで開催されています。 今回、ギャルリ百草の空間を生かし、新作を中心にこれまでに制作した様々なタイプの作品を展示。カメラやプロジェクター、太陽光を巧みに利用した繊細な作品の数々は、私たちの日常や社会を表現しています。さらに、ギャラリー併設の「ももぐさカフェ」にも小作品が展示されており、カフェメニューを味わいながら、ゆっくりとご覧いただけます。 ぜひ、光と闇によって織りなされる幻想的で美しい世界を堪能してみてはいかがでしょうか。 Critical Point Day by Day 小島久弥 問い合わせ 0572-21-3368 開催日程 2023年2月4日(土)~3月5日(日) 開催時間 11:00~18:00 作家在廊日 3月5日(日) 休廊日 2月21日(火)、3月1日(水) 場所 ギャルリ百草 (岐阜県多治見市東栄町2-8-16) 料金 入廊無料 駐車場 あり アクセス 中央自動車道「多治見IC」より車で約10分 Instagram @momogusa 公式サイト https://www.momogusa.jp/ ※掲載内容は2023年2月時点の情報です。 ※作品の性質上、暖房をつけず展示を行なっておりますので、あたたかい服装でお越しください。 ※天気の影響を受けやすい作品が一部ございます。晴れの日、日中(15時頃まで)のご来廊をおすすめいたします。 ※一部、非常に暗い場所での展示作品がございますので、お足元には十分お気をつけください。 ※その他、鑑賞に関するお願いは、ご来廊の際スタッフからお伝えいたします。
KALMA(カルマ)、初のフルアルバム『ミレニアム・ヒーロー』リリースインタビュー!
10月20日(水)、北海道出身のスリーピースバンド・KALMA(カルマ)が初のフルアルバム『ミレニアム・ヒーロー』をリリース! 青春感あふれる歌詞と、聴く人が思わず笑顔になる躍動感のあるライブが持ち味の彼らは、とにかく前を向いて等身大。“夢”を歌いながら、時おり感じさせる“哀愁”が聴く人の心を揺さぶる音楽性と、少しやんちゃで人懐っこく、個性豊かなキャラクターも相まって、全国でファンが急増中のバンドです。今回は、そんなKALMAのみなさんにお話を伺いました! KALMA(カルマ) 2000年生まれの畑山悠月(Vo, G)、斉藤陸斗(B)、金田竜也(Dr)の3人からなるロックバンド。メンバー全員が北海道出身。2016年5月に結成し、2018年5月に北海道・タワーレコード札幌ピヴォ店のみで販売した自主制作CD『少年から』が注目される。2020年3月にミニアルバム『TEEN TEEN TEEN』でメジャーデビュー。 まず、メンバーみなさんそれぞれ、お互いの他己紹介をお願いします! 畑山さん ベースの斉藤は、自分と小中高が一緒の親友です。あと、中学まではすごい静かだったのに、高校に入ったら急に人気者になってましたね。 斉藤さん ドラムの金田は、自分の世界にすぐ入り込んじゃって、自分の世界に入っちゃうと、周りが見えなくなっちゃう人です。 畑山さん 竜也以外の全員で話してる会話とか、どう考えても耳に入ってるはずなのに、「竜也聞いてた?」って聞いたら、「え?全く聞いてなかった」とか普通にありますね。 斉藤さん いい意味でとらえると、集中力がすごいのかなと。悪い意味だと、人の話を聞いてない(笑)。あと、めちゃめちゃ食べるんですけど、お腹が弱いんですよ。そういう性格と体質を持ち合わせているのが、金田竜也です(笑) 金田さん 悠月は、……いつもすごく頑張って曲を書いてくれている人です! 畑山さん おい(笑)もっといじれよ! 金田さん あと、ちょっとしたことで一日中ヘコんだりするんで、インタビューで悪いことは言わないであげてください(笑) メジャーデビューから約一年半が経ちましたが、デビュー時と心境の変化はありますか? 畑山さん 最初は、「僕らがメジャーデビュー!?」みたいな気持ちもあって、あんまり実感がなかったんです。ライブの見せ方も昔から変わらず粗い感じだったんで、メジャーアーティストなのに、ライブの良いときと悪いときのムラがこんなにあっていいのかなとか、歌詞飛んでいいのかなとか、ベースとドラム失敗してるのにいいのかなって思ってて。でもこの一年間でツアーをやって、ライブも成長して、取材も増えてきて、最近やっとメジャーアーティストとしての自覚みたいなものが出てきました。あと一番は、やっぱりお客さんの反応が変わってきたことですね。札幌でも声かけていただくことも増えてきました。「その服どこのですか?」って。 金田さん 「悠月くんですか?」じゃなくて?急にボケるのやめて(笑) 畑山さん まあそれは冗談なんですけど。音楽でちゃんと生活しているんだなって思うようになりましたね。 斉藤さん 僕も、高校生でバンドを組んだ時の感覚が残っていて、デビューした感覚があまりなかったんですけど、ツアーで日本中を周ったり、アルバムを出したりして、たくさんサポートしてもらえるようになって、「自覚を持たないとな」って気持ちになりましたね。 金田さん 完全に音楽が仕事なので、やっぱり自分のパートに対する熱意は増えましたね。 初のフルアルバムとなる今作は、未発表の新曲を含めた全14曲収録ということですが、一曲一曲の熱量がすごかったです。主役級の食べ物をお弁当に詰め込んだジャケットも、わんぱく感があって、アルバムを表していますよね。 畑山さん 今回のアルバムは、“全曲が主人公”みたいな気持ちで作りました。あとでベスト盤を作るのが大変なくらい全部いい曲にしようと、どの曲も作り込んだので、その思いをそのまんま表現したジャケットになってますね。 『ミレニアム・ヒーロー』というアルバムタイトルには、どんな意味が込められているんでしょうか? 斉藤さん 僕たち3人が2000年生まれで、ミレニアム世代を代表する存在になれたらいいなっていう、“大きな夢”としての意味がまず一つあって。あとは「ミレニアム」は最初に決まってて、後ろに何の言葉を付けるかが決まってなかったんですけど、フルアルバムだからこそインパクトのある言葉を入れたいというのと、アルバム全体の歌詞を見て、「ヒーロー」という言葉を付けました。 一曲目の「Millennium Hiro」は、長めのイントロで幕開け感がある一曲になっていますね。 畑山さん この曲は、アルバム制作のかなり終盤の方にできた曲ですね。楽曲はいつも、僕が家でデモを作って、それを二人が聴いてドラムとベースを考えてきて、スタジオに入って作るやり方だったんですけど、「一回セッションで作ってみよう」ってなって、15分くらいでできた曲です。今回のアルバムの一曲目は、「夏の奇跡」のつもりでいたんですけど、オープニングにふさわしい曲ができたので、アルバムタイトルと同じ曲名で、表記だけカタカナと英語にしようということになりました。 「希望の唄」は、TVアニメ『MUTEKING THE Dancing HERO』のエンディングテーマとして書き下ろしたものということですが、タイアップ曲を書く上で意識したことは何ですか? 畑山さん アニメが終わってエンディングが流れた瞬間に印象に残る曲じゃないと、チャンネルを変えたり、次のエピソードに飛ばしたりするじゃないですか。なので歌い始めのサビのメロディをとにかくいいものにしようと思ったのと、アニメ本編の最後が次回を匂わせるような終わり方をするときに、こんな曲が流れてきたらいいんじゃないか、というのを意識して作りました。 「さよならのメロディ」は、アウトロで人の気配がして、最後は「ありがとう バイバイ」でふっと終わるのがよかったです。 畑山さん 3人が奏でるパート以外に、それぞれが演奏しているリコーダー、鍵盤ハーモニカ、口笛の音が入っています。最後に人の声が聞こえて、ちょっと元気になっていって、ただ「バイバイ」だけじゃなくて「ありがとう」も言って終わるところにもこだわりました。曲の構成とかコードの転調感も、すごく良くできたなと思います。ライブでもアレンジしてやれる曲なので、ツアーでどうやってやろうか悩みますね。「さくら」って曲もそうなんですけど、歌詞がない部分をサビにしてて、Aメロ、Bメロ、サビがどれかわからないくらい、全部いいメロディにしようと思って作りました。「さくら」に関しては、最初二人に送ったらサビがどこかわかんなかったみたいで。 斉藤さん 最初、どうやってドラムつけたらいいかわかんなかったです(笑) 「スローでイコー」は、最後は結局スローじゃなくて走っていっちゃって、聴いていて面白かったです。歌詞に北海道の“石狩街道”も出てきますがこの場所は、みなさんにとってどんな場所なんですか? 畑山さん 札幌駅から、僕と陸斗の地元の石狩までずっと続いている道で、北海道では結構有名な道ですね。車線も片側三車線ですごく広い道なんですけど、免許をとって一人で運転することも増えたりして、よく通りますね。 地元、北海道の好きなところを教えてください。 金田さん 実家の近くに大きい公園とかバッティングセンターとかがあって、よく幼い子どもとか高校生とかの声が聞こえてくるんですけど、たまに実家に帰ってその音とかを聴くと、言葉では言い表せない良さがありますね。 斉藤さん 僕と悠月は、お互いの家が10歩くらいの近さなんですけど、友達の家も近いので集まりやすくて、すぐに会えるのがいいなと思います。昔は家の前の空き地でお祭りがあったんですけど、たくさん家が建ってからはそれもなくなっちゃったりして、寂しいですね。 「ふたりの海」の「毎日頑張んなくてもいい」、「めぐり」の「これまでの日々はすべて無駄じゃないから」など、KALMAさんの曲は、どれもポジティブで暗い曲がないですよね。 畑山さん 僕は、歌を誰かに向けて歌っているところがあるんですけど、その“誰か”の中の一人には“自分”も入っていて。そういう気にしいでネガティブな自分だからこそ、こういう明るい歌を届けたいって思うし、自分みたいな人に届けばいいって思ってます。 斉藤さん 今までのKALMAの曲の中でも、完全に暗い曲はないんじゃないかな。悠月は性格的に明るい人なんだけど、ネガティブな部分も結構あるから、自分をポジティブにするためにも曲を書いてるのかなって思うし、もしデモで暗い歌詞とかが送られてきたら「これほんとにやばいやつ?」ってなりますね(笑) 金田さん 僕は、悠月に悪い部分をすべてさらけ出す曲を書いてほしいですけどね。 畑山さん やだよそんなの~(笑) 「2767」は、アルバム最後の曲につなげるインタールードですね。「逃げるなよ、少年!」は、生活感のある歌詞と疾走感がバンドを体現した一曲だなと思いました。 畑山さん 最近のアルバムって、「2767」みたいなインタールードってあんまりないですよね?「せっかくならフルアルバムでやりたい!」と思って入れました。 今回のワンマンツアーと、2022年の2・3月に開催される自主企画ライブへの意気込みをお願いします。 斉藤さん 来年の企画は、30分、30人、3000円、3デイズがコンセプトで、僕らも初めてやる企画なので、どんな感覚なんだろうなってすごく楽しみですね。 畑山さん 特別なものは持ってないし、特別なことはできないけど、特別な夜にしたいなあ…。これ、かっこよくない?ライブで毎回言うわ。 金田さん 僕はシンプルに頑張ります! 畑山さん 最後それだけ?!(笑) KALMA 1st Full Album 『ミレニアム・ヒーロー』 初回限定盤(CD+DVD)3500円 通常盤(CD)2500円 <収録曲> 01. Millennium Hero 02. 夏の奇跡 03. モーソー 04. 希望の唄 05. 恋人 06. 親友 07. パリラリラ 08. さよならのメロディ 09. スローでイコー 10. ふたりの海 11. さくら 12. めぐり 13. 2767 14. 逃げるなよ、少年! KALMA ワンマンツアー 2021 秋~冬 「ミノ焼いて!レバー焼いて!ニンニクも焼いちゃって!アミ替えたら!無になって!火を見つめて!今しかない!ロックバンド!生まれてきてくれてありがとう!」 10月22日(金) 大阪 なんばHatch 10月24日(日) 愛知 DIAMOND HALL 10月27日(水) 福岡 DRUM LOGOS 11月1日(月) 東京 LIQUIDROOM 11月2日(火) 東京 LIQUIDROOM 12月26日(日)北海道 道新ホール 公式サイト https://www.kalma-official.com/ Twitter https://twitter.com/karma_0527 Instagram https://www.instagram.com/kalma_official0527/ ※掲載内容は2021年10月時点の情報です ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。
映画『Somedays』が2023年10月13日(金)に公開!主演の西尾まうさん・勇翔さん、出演の辻本達規さん・本田剛文さん・平松賢人さんにインタビュー
2023年10月13日(金)に、映画『Somedays(サムデイズ)』が公開します。 女優の西尾まうさん、「BOYS AND MEN」の勇翔さんによる、W主演作品です。 また、「BOYS AND MEN」の辻本達規さん、本田剛文さん、平松賢人さんをはじめ、西村知美さん、倉野章子さん、渡辺徹さん、東ちづるさん、大場康正さんが出演。 本作は、様々な理由で家族に裏切られた児童養護施設出身の5人組ヒップホップ・グループ「Somedays」の物語です。 世間から冷たい目で見られていた彼らが、綻びかけた2組の家族の絆を、前向きな生き方と、音楽を通して、やさしく結び付けるというストーリーになっています。 脚本は、『ViVA! Kappe(ビバ! カッペ)』『 4/猫ねこぶんのよん(一円の神様)』『棘の中にある奇跡 笠間の栗の木下家』などの、受賞作品を誇る森田剛行さん。 監督は、『カメラを止めるな!』で撮影監督を務め、第42回「日本アカデミー賞優秀撮影賞」を受賞した、曽根剛さんです。 今回、西尾まうさん、勇翔さん、辻本達規さん、本田剛文さん、平松賢人さんに、好きなシーンや撮影期間のエピソードなど、インタビューしました! 初出し(!?)情報もあるので、映画公開前に読んで、より一層、作品を楽しんでください♪ STORY 幼い姉の松平香(西尾まう)と、弟の松平勇人(勇翔)は、「必ず迎えに来るからね」と母親に言われ、児童養護施設に預けられたが、母が迎えに来ることはなかった。年齢で養護施設を退園した香と勇人は、二人で母親を探しながら、社会の片隅で懸命に生きていた。 ある日、育った養護施設の廃園が決まり、閉園式の手紙が二人の手元に届く。閉園式でかつての仲間、佐藤良太(辻本達規)、渡辺洋介(本田剛文)、西川光(平松賢人)と再会する。 『Somedays』のこのシーンがお気に入り! 松平香 役・西尾まうさん ――まず、今回の役が決まった時、台本を読んだ時の率直なお気持ちを教えてください。 西尾さん 私が演じる、松平香が育った「児童養護施設」が、あまり身近ではなかったので、まずきちんと調べることから始めました。それと、香はどういう子なんだろう?と考えましたね。正義感があるところとか、自分とすごいリンクする部分があって、自分と照らし合わせて、なるべくナチュラルに演じようと思いました。「児童養護施設」で育ったことを、変にかわいそうとは思わずに、“ありのままの自分”で、香として真っ直ぐ生きようと思いました。 ――私も作品を拝見して、西尾さんの“真っ直ぐさ”を感じる場面がたくさんありました。香の弟・松平 勇人を演じた、勇翔さんはいかがでしょうか。 勇翔さん 勇人たちと同じ境遇ではないんですけど、自分の家庭環境などと重ねて、役に入り込めました。勇人が「Somedays」というグループの活動を通して、その時、その時で自分の心情が変わって、一歩ずつ大人になっていくので、そのあたりは、映画を観ていただく皆さんにも注目してほしいです。 松平勇人 役・勇翔さん ――映画公開前なので、ネタバレはできないかと思いますが、皆さんそれぞれの好きなシーンを教えてください。 西尾さん 花火です! 平松さん 先に出すなんて、ずるい!(笑) 西尾さん みんなで花火をしているシーン、いいよね! 辻本さん もっとコアなところ、言ってよ。花火しか思いつかなかった(笑)。そうなると、僕はエンディングのライブシーンですかね。ここから、ネタバレさせていっていい?(笑) 勇翔さん ネタバレしない程度にって、言われたでしょ(笑) 西尾さん あとは、車のシーンも好きです。 本田さん ほぼアドリブだったので、普通にみんなで喋っている感じでした。 辻本さん 車中の掛け合いは、喋っている役の視点からのカットがあって。そのシーンを撮る時は、喋っている役の席に、監督が座って撮影するから、掛け合いのはずが、喋っている人がいないんですよ(笑)。その点は、新鮮さと難しさがありましたね。でも、すごく楽しかったです。 ――私も車の中のシーンが好きです! ほとんどアドリブとは、びっくりです。 本田さん そのシーンで、平松が演じる役柄のプロフィールが出るんですけど、趣味と特技が、平松の普通のプロフィールなんですよ(笑)。そこも、よくチェックしてもらいたいですね。 勇翔さん 僕は、エンドロールですかね。皆さんには、すぐに退席せず、最後まで観てほしいです。 佐藤良太 役・辻本達規さん ――たしかに、エンドロールで答え合わせができる感じですよね。本田さんは、いかがでしょうか。 本田さん 僕が好きなシーンは、辻本演じる、佐藤良太の初登場シーンです。映画公開前にこんなことを言うのもあれだけど…「あばれる君」みたいだった(笑) 辻本さん それを言うと、俺が「あばれる君」にしか見えなくなっちゃうだろ(笑) 本田さん だんだん、辻本が「あばれる君」みたいなスキンヘッドに見えてきたもん(笑)。そのシーンは、エモーショナルな感じで演じるというか、感情的で、突発的な行動をするんですけど、テイクを重ねるたびに、セリフがちょっとずつ違うっていう(笑)。「あれ、セリフが変わっとるな」と思ってましたけど、そこは大人の皆さんの手腕で、見事に完成されていましたね。 平松さん でも、監督は毎回「いいね」って言ってたよね。 辻本さん そう! 「覚えないで、覚えないで。それでいいんだ」ってね。 本田さん 「この紡ぎ出している感じが良い」って言ってたよね。セリフが長い分、ぼんやりしていたんでしょうね(笑)。でも、それが結果的に良かったっていう。あそこは、名シーンだと思います。 平松さん 僕の好きなシーンは、登場人物たちが育った児童養護施設で、辻本くんがぐわーっとセリフを言った後、5人が再会して、「そういえば、ここでダンスの練習をしたよな」って懐かしむところですね。 一同 ああ~いいね。 平松さん あのシーンは、動きが結構フリーなんですけど、コミカルダンスが見られます。 辻本さん いやいや、「Somedays」が、幼少期から積み重ねてきたダンスね。 本田さん 我流だと、あんなもんなんだよね(笑)。あそこも、アドリブと言っても過言ではないシーンだね。 平松さん そうそう。その場で動きとか考えてやっているので、笑顔も偽物じゃないです。まうちゃんだけは、「私はダンスできますけどね~」っていう感じでやっています。 辻本さん あれは、“まうのプライド”が出ていたな。 西尾さん 役の香じゃなくて? プライドなんて、1ミリもないよ(笑) 渡辺洋介 役・本田剛文さん ――パフォーマンスシーンもすごく多いですが、その練習はどのように進んでいったですか? 辻本さん 泊まり込みだったので、現場で、みんなで練習していましたね。 西尾さん わざとダンスに慣れない感じを出すのが、大変でした。私は、ダンス上手いんで…。(ちらっ) 平松さん 「突っ込んで」っていう目で、周りを見ないでよ(笑) 西尾さん このメンバーに会うのは久しぶりだから、空気感を見つつ、言った(笑) 辻本さん でも、自分だけ先に、先生にダンス教えてもらってたよね。 西尾さん 撮影時、私はアイドルを卒業して2~3年経っていたんで、振り覚えが心配だったんですよ。でも、意外とちゃんと出来ちゃったんですよね。 辻本さん 先に振り入れとけば、出来るでしょ(笑) 勇翔さん 劇中の楽曲「未来」は、(平松)賢人の振付なんですよ。 辻本さん これは、記事には書けないですけどね。 平松さん 書けるわ!(笑)エンドロールにも、「振付 平松賢人」って出てくるから。 本田さん この曲は、撮影現場のお座敷で練習したもんね。 平松さん みんなの役柄のキャラクターを見ながら、こんな風な振付、構成にしたら、エモいんじゃないかな、とか考えて作りました。 西川光 役・平松賢人さん ――はじめから、この曲は平松さんが振付担当です、と決まっていたんですか? 平松さん 違うんですよ。ステージで歌を歌うシーンで、歌唱するだけでも良いんですけど、「せっかくなら、動きがあった方がいいんじゃないですか」というお話をして、「振付をやらせてもらえますか?」と提案しました。 西尾さん 絶対に、振付があって良かったと思います。 平松さん ありがとうございます! 振付師さんに頼んでも、素敵な振付になると思うんですけど、現場の温度感もわかっていた方が、そういうのも振りに落とし込めるなと。あとは、僕のチャレンジとしても、担当させていただきました。 ――ご自身で提案されたんですね! 辻本さん、何か言いたそうですね。 辻本さん まあ、負担が増えましたよね。 一同 (笑) 西尾さん そんなこと言わないでよ(笑) 本田さん そんなに振り数多くないけどね。 辻本さん 尋常じゃないくらいのセリフもあるんでね。良太は、スラスラ話すタイプじゃないので。 本田さん いやいや、尋常じゃないくらいのセリフはうろ覚えだったでしょ(笑) 辻本さん シーンの要点だけ捉えて、セリフを紡ぎ出すのは、芝居の中で一番難しいと言われている作業ですよ。 本田さん 芝居論を語るね~。 ▼Somedays「未来」-prod.Jam9- MUSIC VIDEO short. 次のページ… 撮影期間「毎朝〇〇で起きていた!」 「〇〇をサプライズでお祝い」 撮影中の“涙のサプライズ!?”&流行ったこと 取材時は、おそろいの「Somedays」オリジナルTシャツで♪ ――撮影中や撮影以外の場面で、印象的だったエピソードはありますか? 本田さん 泊まり込みの撮影だったので、僕ら4人(本田さん・勇翔さん・辻本さん・平松さん)は、みんな同じ部屋で、雑魚寝をしていたんですよ。主演の勇翔は、出番が多いから、朝早くに準備しなくちゃいけなくて。毎朝、勇翔の爆音のアラームで、ボイメン4人が起きていました。 辻本さん アラームはロックバンドの楽曲なんですけど、アラームをかけている勇翔が起きないんですよ。 本田さん 最後に、勇翔がむくっと起きて、のしのしと部屋の風呂まで行くんです。僕たちは、アラームが鳴り終わって、もう一回寝ようとするころに、ザッパーンって、勇翔が湯舟に入る音を聞いていました。しかも、メイク入りのためじゃなくて、朝風呂に入るためのアラームなので、とにかく早朝なんですよね。まうさんたちの部屋まで、爆音のアラーム音が聞こえていなかったですか? 西尾さん 全然聞こえてなかったよ。 本田さん それなら良かったです。 勇翔さん 僕も、全然気づいてなかったですね。 本田さん 結局、「勇翔、勇翔」って、僕たちが起こすんですよ。アラームの二段構えです。 辻本さん アラーム音が鳴り終わるまで、だいぶ待つんですけど、もう起きるやろって思っても、全然起きなくて。だんだん僕たちも語気が強くなっていきましたね。「勇翔!」って(笑) 勇翔さん そのおかげで、すんなり起きれて、撮影ができましたね。 ――それなら良かったです(笑)。西尾さんの印象的なエピソードは? 西尾さん 辻本くんが誕生日だったので、サプライズでお祝いできたのは、良かったですね。 ――どんな風にお祝いされたんですか? 西尾さん その日、私は撮影が先に終わっていたので、スタッフと一緒に風船を膨らませたり、部屋の飾り付けをしました。 本田さん 「HAPPY BIRTHDAY」の飾り、最終日までずっと飾られていたよね(笑) 西尾さん そうだね(笑)。それで、一人ずつのインタビューっていう体で、その部屋に呼ぶっていう。でも、辻本くんにバレていたんじゃないかなと思う。 辻本さん いや、気づいていなかったです。僕、泣いちゃいました。 ――そうなんですね…! 本田さん いや、泣いていないです(笑) 西尾さん スタッフさんがクラッカーを持ちながら、「次、辻本さんです」って言ってたんですよ。だから、絶対バレてると思って(笑) 辻本さん おっちょこちょいのスタッフさんだったのかな(笑) 勇翔さん でも、それにも気づいてなかった訳でしょ(笑) 本田さん 自分がサプライズされるかもって、思ってなかったんだね。 辻本さん ボイメンだけだったら、あんなに手の込んだお祝いはされないので(笑)、うれしかったですね。 ――そこで、また現場の雰囲気も良くなったんですね。 辻本さん あそこで、初めて現場が一つになりましたね。 西尾さん 撮影の中盤だったけど(笑) 劇中の西尾まうさん、西村知美さん、勇翔さんのシーンに大注目です。 ――(笑)。撮影期間は、どれくらいだったんですか? 勇翔さん 1週間半くらいです。 本田さん 体感としては、もっと長かった気がしますね。 ――その期間に、皆さんで流行ったことは? 本田さん 三谷幸喜監督の映画『ザ・マジックアワー』ですね。ボイメン内では元々流行っているんですけど、まうさんに布教しました。 西尾さん 結局、途中までしか観れなかったんですけど、ちょっとずつ観ていました。 本田さん 僕らも見直したよね。 辻本さん やっぱおもろいな~ってね。本田は『Somedays』の中で、ちょっと要素入れてたんですよ。 本田さん そう。『ザ・マジックアワー』で、妻夫木聡さんが演じる役が言っていたセリフを、アドリブシーンでこっそり入れました。作中にそのセリフを入れても変じゃないから、入れたんですけど、これは、今の今まで、つーじー以外にはバレていない。 ――ちなみに、どのシーンですか? 本田さん チラシ配りをしているシーンで、「相手の懐に飛び込むんだよ」っていうセリフです。 西尾さん 全然気づかなかった! ――よーく聞いておきたいポイントですね! 他に流行ったことはありますか? 辻本さん あとは、お風呂ですかね。撮影中の宿泊先が、泊まれる温浴施設みたいな所だったんですよ。撮影終わりに、みんなでお風呂入る時に、あんまり喋ったことのないスタッフさんとも、そこで話したりして仲良くなりましたね。 本田さん 裸の付き合いだね。 ――『Somedays』は「青春」を感じられる作品ですが、現場もそういう雰囲気だったんですね。 本田さん そうですね。“ワンチーム”感が、とてもありました。 次のページ… 「SOMEDAYS」メンバーの“いつかやりたいこと” 映画公開を楽しみにしている皆さんへメッセージ 「Somedays」メンバーの“いつかやりたいこと”とは… 「Somedays」5人の友情、家族の絆を、ぜひ劇場で感じてください! ――映画タイトル『Somedays』にかけて、皆さんが“いつかやりたいこと”を教えてください。※取材時は「マドリード国際映画祭」開催前 平松さん 『Somedays』は、「マドリード国際映画祭」で、外国語映画として作品賞・脚本賞・監督賞・主演女優賞・主演男優賞・音楽賞の6部門にノミネートされたんですよ。まだレッドカーペットを歩いたことがないので、いつか歩いてみたいですね。 勇翔さん それで言うと、主演男優賞を受賞したいな。 本田さん ノミネートだけでも、すごいことだよね。 西尾さん 私は、バリ訪問したいですね。この作品の関係で、今年2月にバリの孤児院へ訪問に行ったんですよ。この映画で、児童養護施設のことなどを知って、バリで子どもたちとふれ合うことができたので、また行きたいです。 ――素敵な交流ですね。辻本さんの“いつかやりたいこと”は? 辻本さん 僕は、まうちゃんと、曽根ちゃんと… 平松さん 監督ね! 辻本さん まうちゃん、曽根監督、(平松)賢ちゃん、まうちゃんのお友達と、千葉県にある、海が一望できるサウナへ行こうと言っているんですけど、全然行けていないので、そこに行きたいですね。 西尾さん 多分、曽根監督が一番行きたいと思っている! 辻本さん 曽根監督とは、サウナに入ったことがあるんですよ。 平松さん 僕も一緒だったんですけど、サウナの中で、作品とか役のことについて語っていました。 辻本さん みんなで汗かきながら、話していましたね。なので、千葉県のサウナにも行きたいですね。曽根監督をデトックスさせたいです。 本田さん 僕は、いつかお店を出したいです。『Somedays』でもキッチンカーが出てくるんですけど、好きな時に、場所を移動してできるので、すごくいいなって思うんですよ。作中では、キッチンカーのお客さんとの出会いっていうのが、キーになっています。おいしいものを提供しながら、いろいろな人と心の交流ができて、ロマンがありますよね。僕がお店をやるなら、何かしらの揚げ物が良いですね。トランス脂肪酸が大好物なので(笑) 辻本さん 油にはこだわるもんな~。 本田さん こだわるよ~。 ――皆さんの“いつかやりたいこと”が叶いますように! 最後に、映画を楽しみにしていらっしゃる皆さんへ、メッセージをお願いします。 西尾さん 海外で子どもたちに夢を聞いた時に、みんなそれぞれ夢を持っていて、目がキラキラしていたんですよ。大人になってもそれを忘れてほしくないと思いますし、日本でも、夢を諦めかけていた人たちにとって、また頑張ってみようとか、チャンスはどこにでもあると信じて、勇気を持って頑張れる。そんなきっかけになる、作品になれたらうれしいです。皆さん、ぜひ劇場で観てください。 ――撮影の裏側エピソードなど、たくさんお話いただいてありがとうございました! 私も映画公開が楽しみです!! 映画『Somedays』は、「マドリード国際映画祭」で、外国語映画として作品賞・脚本賞・監督賞・主演女優賞・主演男優賞・音楽賞の6部門にノミネート。 先日、「マドリード国際映画祭長編部門」において、「外国語映画最優秀監督賞」「外国語映画最優秀主演女優賞」の2部門で受賞されたことが発表されました! 出演者の皆さん、スタッフの皆さん、おめでとうございます!! ▼映画「Somedays」予告編 映画『Somedays(サムデイズ)』 公開日2023年10月6日(金)ミッドランドスクエアシネマにて先行公開 2023年10月13日(金)より、ミッドランドシネマ名古屋空港、刈谷日劇 他にて上映 監督曽根剛 脚本森田剛行 出演西尾まう、勇翔(BOYS AND MEN)、辻本達規(BOYS AND MEN)、平松賢人(BOYS AND MEN)、本田剛文(BOYS AND MEN)、西村知美、倉野章子、渡辺徹、東ちづる、大場康正 公式サイトhttps://www.somedaysmovie.com/ 公式X(旧Twitter)https://twitter.com/somedays_5 舞台挨拶チケット販売サイト2023年10月6日(金)18:30の回(ミッドランドスクエアシネマ2) 2023年10月7日(土)~9日(月・祝)各1回(ミッドランドスクエアシネマ2) WRITER Hirata 「Somedays」のメンバーを演じるキャストの方々のキャラクターと、役柄がリンクする場面があって、皆さんの自然体な表情を見ることができました。アドリブシーンは、インタビューの内容と合わせると、さらに楽しめますよ♪ また、家族の絆、友情、人との繋がり…と、大切なことを再認識。そして、映画を観た後は、温かい気持ちになり、何事も前向きに頑張ろうと思いました。後半は涙、涙の展開…。ハンカチ必須です! ※掲載内容は2023年9月時点の情報です
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