メニュー開発担当・料理家の照沼さんにインタビュー
――ハリスコートで提供している食事メニューのこだわりは?
味はもちろんなのですが、食事を目でも楽しんでもらいたいと思っています。見て楽しくて、食べてみて新食感だったり、驚きがあるような料理を提供できるように心掛けています。
――照沼さんは関東の出身だとうかがいました。
はい。もともと東京で料理の学校へ行った後に、海外の家庭料理などを勉強していました。東京では8席のみのカフェを、一人で切り盛りしていたこともあります。
――すごい!今は岐阜に住んでいらっしゃるんですか?
今は岐阜市の方に住んでいます。生まれて21年間、岐阜の名前は知っていたけど、1度も来たことがなかったんです。それが本当にたまたまご縁があって岐阜を訪れたときに、その魅力にハマってしまいました…。
――岐阜の魅力はどんな所でしょうか?
自然が豊かなこともあり、お野菜がすごくおいしいことと、ゆっくりとした時間が流れているところですね。想像していたよりもはるかに素敵な場所で、思わず移住してしまうくらい好きになりました。
――「HARIS COURT 美濃加茂店」を今後どのような場所にしていきたいですか?
今後は色々なイベントだったり体験教室を開催する予定もしているので、カフェだけでなく、地域を盛り上げられる拠点になればいいなと思います。
HARIS COURT(ハリスコート) 美濃加茂店
- 問い合わせ
- 0574-66-1882
- 場所
- 岐阜県美濃加茂市古井町下古井600-1
- 営業時間
- 9:00~17:00(モーニング9:00-10:30、ランチ11:00-14:00・カフェ14:00-17:00)
- 定休日
- 水曜定休
- 駐車場
- 70台
- 支払方法
- カード・電子マネー可
- https://www.instagram.com/haris_court_minokamo/
- アクセス
- JR「美濃太田駅」より徒歩で約10分
本格派コーヒーを飲みながら、ひとり時間が楽しめるカフェ「コクウ珈琲」【岐阜・美濃加茂市】
今回は、雑誌『KELLY』7月号「推しカフェ」特集から、あべみっつさんの一押しカフェ、岐阜・美濃加茂市にある「コクウ珈琲」をピックアップ! 「おいしいコーヒーを片手に、ひとり時間を楽しむならここ!」とあべみっつさん。店主のセンスを感じる心地良い空間で、ゆっくり過ごすのにぴったりなカフェです。 ロケーション重視の人にぜひ行ってもらいたいカフェ「コクウ珈琲」の推しポイントを、詳しくご紹介していきます! recommender あべみっつさん 【PROFILE】飲食店プロデューサー。名古屋と岐阜を中心に、コーヒーショップやカフェの開業サポート、商品企画、業務用コーヒー機器と食器の卸売などを手がける。@abe_nagoya_mnkm 昭和元年に建てられた元郵便局の建物で、外観正面は当時の面影が残っています 歴史ある建物が残る中山道の宿場町。背後に木曽川が悠々と流れ、近くには、山々が見えます。そんな美しい風景と元郵便局の建物に惹かれ、店主はここに珈琲店を開きました。 好きなアート作品が映えるようホワイトキューブを目指した店内は、余分なものがなく心地良い空間となっています。ゆったりくつろげるよう低く作ったテーブルと椅子は、隣にショールームを構える「WOHLHÜTTE/」にオーダーしたもの。 「この静かな空間でコーヒーを飲みながら、ぼーっとするのが至福の時間です」とあべみっつさん。コーヒーは、透明感のあるすっきりとした味わいで、豆による味の違いを楽しんでほしいと、コーヒーは2杯目から半額で提供しています。 後味のクリーンさを実現する「松屋式ドリップ法」と焙煎方法は、西尾市の「フレーバーコーヒー」で学ばれたそう。焙煎から抽出まで様々な工夫があるのだろうが、店主はあえて多くは語りません…。 カウンターでは常時11種類の豆を販売!パッケージは、銅版画家の奥さんがデザインされています ぜひ足を運び、その味わいを体感してみては? コクウ珈琲 問い合わせ 0574-49-9840 場所 岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-1 時間 11:00〜19:00(LOは18:30) 定休日 木曜、第2・4水曜 駐車場 3台 支払方法 カード可・電子マネー不可 平均予算 昼1000円 公式サイト cocu-coffee.com アクセス JR「美濃太田駅」より徒歩で約10分 ※価格は税込み表記です ※掲載内容は2023年5月時点の情報です
茶室や雑貨店も!築145年の古民家を改築した商業施設「かまや 多治見」がオープン【岐阜】
2023年4月28日(金)に、岐阜・多治見市にてグランドオープンした「かまや 多治見」。地元の人はもちろん、観光客で賑わう人気エリア「本町オリベストリート」に軒を連ねる、築145年の古民家を改装した商業施設です。施設内にはお茶室や雑貨屋、シェアオフィスに加え、カレー屋さんまでオープン予定と、気になる情報を聞きつけ、さっそく取材に行ってきました! 築145年の古民家から、多治見市の魅力を発信 築145年の歴史ある古民家を改築し、新しい価値を吹きこむプロジェクトとして誕生した商業施設「かまや多治見」。 多治見市が世界に誇る「陶磁器産業」の発展に深く関わってきた「窯(かま)」。そしてそこから生まれる、陶磁器、工芸、食、そして暮らしを体感できるひとつの「家(や)」を作りたい、というコンセプトのもとオープンしました。 明治から昭和初期にかけて雑貨屋、薬屋、民家など様々な使われ方で、代々受け継がれてきたこの建物。今回、その長い歴史のバトンを受け取ったのが、建物の所有者であり、「かまや多治見」オーナーの加藤貴也さんです。 オーナー・加藤貴也さん 多治見で生まれ育った加藤さん。家業である「司電気炉製作所」の築炉師として、電気炉製作をする他、地元の若手作家の支援や、自身も陶芸家として作陶活動をするなど、様々な側面で多治見市の魅力を発信しています。 古民家を改築する際、「残せるものは残して、時代に合った要素を加える」ことを意識したという加藤さん。そのこだわりは、この施設の随所から感じられます。 例えば、庭の外壁には、古民家の屋根を張り替えたり、壁を壊す中で出てきた「土壁」が再利用されています。施工時には、近所の子どもたちや家族を呼び、みんなで壁を塗ったそう。良く見てみると、場所によって起伏の形が違ったり、あえて手形を残していたり。味わい深い手作りの跡にも、ぜひ注目してみてください。 次のページ 日本の伝統文化を体感できる茶室&イベントスペース 日本の伝統文化を体感できる茶室・かまわ菴 1階はイベントスペースと茶室、2階はシェアオフィスとして営業する「かまや 多治見」。さっそく茶室におじゃましました。小さな「にじり口」の扉には、改築前は屋根として使われていた木材を使用しています。 茶の湯の文化を通じて、器の魅力を発信していきたいという想いで作られた茶室。床の間の床柱は、電気炉に使用される鉄材を取り入れています。プロ監修のもと、伝統的な様式はしっかりと押さえられていますが、どこか親近感のあるホッとする雰囲気です。 茶室の庭側の壁は開閉式になっており、外の風景を楽しむことができます。庭に植えられているのは枝垂桜で、春には美しい姿を見せてくれるのだとか。 茶室の靴脱ぎ石には、陶磁器に使う粘土の元となる「花崗岩(かこうがん)」を使用。加藤さんの焼き物への強い思いや、こだわりが感じられますね。 庭の「水琴窟(すいきんくつ)」。日本庭園の装飾の一つで、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させることで、涼やかな反響音が聞こえてきます。この施設には、日本の伝統や文化を、知識としてだけでなく、誰もが身をもって体験できるような工夫が隠されています。 作り手と使い手をつなぐイベントスペース 大人から子どもまでが参加できるワークショップや、展示などを行っていくというイベントスペース。町を盛り上げようとしている作り手や店主たちとともに、様々な企画を行う予定とのこと。 観光客だけでなく、地元の人に、陶器の価値や素晴らしさを改めて感じてもらえる場所にしたいといいます。 加藤さんが作る電気炉を使っている陶芸家さんたちのマグを集めた「大ワンダーマグ展」が5月14日(日)まで開催中。個性豊かな作家たちの作品が勢ぞろい! 多治見でカップをメインに製陶している「丸朝製陶所」協力のもと、マグカップの製造過程が分かる特別展示を開催中。 マグカップの持ち手(ハンドル)は、付ける高さ、その向きでカップの見た目や使い勝手ががらりと変わる重要な要素なんだとか。そういった普段は見られない、モノづくりの背景や楽しさを、このスペースを通じて伝えていきます。 次のページ… 暮らしを彩る器や生活雑貨がそろうショップと2Fシェアオフィス 暮らしを彩る器や生活雑貨がそろう、注目の2店舗 ・ハナタロウ商店 思わず手に取りたくなるような陶芸品や、アクセサリー、生活雑貨など感度の高いアイテムを取り扱う「ハナタロウ商店」が移転リニューアルオープン。作家の現場に店主自ら足を運び、実際に使ってみて良いと思ったものを販売しています。 ・Grass&Leaves 岐阜県を中心に、全国の有機農園で収穫された新鮮な有機野菜や、有機先進国産のオーガニック食品など、一般的なスーパーには並ばない、こだわりの食品がたくさん!美しいオーガニックフラワーやハーブ、生活雑貨などはギフトにもぴったりです。 古民家の魅力が詰まったシェアオフィス 今後、シェアオフィスとして使用されるという2階フロア。開放感あるスペースは、古民家の温かみを残しつつ、スタイリッシュさも感じるデザインです。 シェアオフィスでは、「かまや 多治見」のコンセプトや活動に共感してもらえる入居者を募集中。気になる人は公式サイトよりお問い合わせを。 5月中には、1階にて、陶芸作家の田中太郎さんが、自身が栽培した野菜を、自身が作った器で提供するカレー店「タナカリー」がオープン予定!地元の人を中心にファンが多いカレー店の開店に、期待も高まります。 「かまや 多治見」では、今後も様々なイベントやワークショップが開催予定。向かいには、五感を通して美濃焼の魅力を発信する複合施設「THE GROUND MINO」もオープンし、さらに注目が集まるエリアとなりそうです。 かまや多治見 問い合わせ 0572‐23‐2636(たじみDMO) 場所 岐阜県多治見市本町6-59-2 営業時間 各店舗により異なる(各店舗SNSのプロフィール欄よりチェック) 定休日 水曜定休 公式サイト https://kama-ya.com/ アクセス JR「多治見駅」より徒歩で約15分 ※掲載内容は2023年5月時点の情報です
美濃焼に触れて、買って、楽しめる「THE GROUND MINO」がオープン!【多治見市】
2023年4月28日(金)にグランドオープンした「THE GROUND MINO(ザ グラウンド ミノ)」は、岐阜県多治見市にある人気観光スポット「本町オリベストリート」の中央部に位置する、土を表現するスタジオビレッジです。うつわの可能性をひろげ、五感で味わう食文化を創造する場として、ショップや飲食店、ギャラリー、ラボなど複数のエリアから構成されています。 1000坪の古民家跡地を生かした複合施設 「本町オリベストリート」は、美濃焼の文化に培われた多治見市の歴史を色濃く残している、人気の観光通りです。明治初期から昭和初期にかけて建てられた商家や蔵が残るこのエリアにオープンした「THE GROUND MINO」。以前は民家が建っていたというその規模は、何と約1000坪!広大な敷地の中には、ショップや飲食店、ギャラリー、ラボなどが併設されています。 蔵や、柱、扉などは、この場所にもともとあったものを使用しており、情緒あふれる雰囲気です。「美濃焼」は様々な種類の土を配合し、デザインすることで、手触りや用途も違う味のある器を作り出すことができます。「THE GROUND MINO」は、そんな美濃焼の「自由」さ「おもしろさ」を発信していく複合施設。 「at Kiln MINO」でうつわと触れ合う・作る・知る ・at Kiln MINO 「at Kiln(アット キルン)」は、アート・カルチャーの発信地である東京・青山と、日本有数の陶磁器生産地である岐阜・多治見を拠点に、うつわを中心とした作品のショップ、ギャラリー、教室を展開しています。 日常の一コマを上質に変える、美しい手仕事のうつわを販売しているショップ。美濃の陶作家作品を産地から発信、現代に価値あるうつわを提案してくれます。季節に合わせた企画展示や、テーマに基づきセレクトしたうつわもあるので、いつ足を運んでも新しい出会いが。 ・at Kiln MINO Ceramics Studio 平日は「at Kiln MINO Ceramics Studio」は、オリジナル作品の作陶工房として、週末は一般の体験工房として、電動ロクロを使って「土」を感じながらうつわ作りを楽しめます。独自開発された「MINO MAKELAY(ミノメイクレイ)」という土を使って作るうつわは、陶器の風合いがありながらも、電子レンジや食器洗浄機が使えるなど磁器の持つ利便性も。 ・at Kiln MINO Plants こちらは、美濃地で活躍する陶作家、窯元のうつわや、リメイクされた器にアレンジされた植栽や花器のショップです。長い時間をかけて土と炎によって生み出されるうつわと、大地に芽生え、育つ植物たち。土から作られた自然の美を感じられる、植栽のインテリアを楽しむことができます。色も形も様々な花器はプレゼントにもぴったり! 次のページ…特別な日や、自分へのご褒美に訪れたい飲食店も 特別な日や、自分へのご褒美に訪れたい飲食店も ・POSTO 多治見市根本町にあるレストラン「hoshizumi」のオーナー・星住夫妻による新しいパスタとスイーツのお店「POSTO」。旬、季節、素材を大事に料理を通して器と食の素晴らしさを表現します。5月15日(月)より予約制ランチコース(11:30、12:30の2部制)、13:30からの予約不要のアラカルトの提供がスタートします。 店内は、星住シェフが自らデザイン・塗装を行うなど、隅々までこだわりが詰まっています。カウンターには、陶器を乾かしたり運んだりする際に使用する「モロイタ」を取り入れるなど、この土地ならではの要素も。土から生まれた素材の”料理とうつわ”が生み出す調和を心ゆくまで楽しむことができます。 ・Counter Kitchen 「本町オリベストリート」に面するこちらのスペースには、こだわりの空間、器で、日本食の代表ともいえる寿司と、東美濃の日本酒を楽しむことができるお店がオープン予定!※オープン日は未定 蔵をそのまま生かしたアートスペースや、レンタルスペース ・at Kiln MINO 蔵 - KURA Art Space – 「THE GROUND MINO」の中に残る蔵をそのままにリノベーションした、アートギャラリーです。美濃で活躍するアーティストの作品を中心に、土という素材を大胆に造形したアート作品の展示を行います。普段は見ることのできない、うつわになる前の土や木を、実際に触ることができます。 ・Kitchen Studio 「うつわ」と「食」の親和性を発信していくために、施設内にはレンタルキッチンが併設されています。地域、産地産業に関わる人々を中心にシェアできるスタジオです。レンタルに関する詳細は公式サイトからチェック。 EDITOR IMAI 多治見市の観光通り「本町オリベストリート」に誕生した新たな複合施設。対面にオープンした「かまや」と共に、新たな観光スポットとして賑わいそうですね。こちらの施設を拠点に、ぜひ多治見市内を巡ってみてください! THE GROUND MINO(ザ グラウンド ミノ) 問い合わせ 0572-26-8651 場所 岐阜県多治見市本町6-2 営業時間 10:00~18:00 定休日 水曜定休 駐車場 なし 公式サイト theground.jp アクセス JR「多治見駅」より徒歩で約15分 ※2023年5月時点の情報です ※価格は税込み表記です
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