やってみたいことは「始球式」
――これからやってみたいことはなんですか?音楽活動の面でも、プライベートでも。
なんだろう。でもツアーとか、県外をまわるみたいなことはまだ全然やったことがないので、やってみたいです。その反面、音楽制作はもう長いことやってきたので、ここから大きく変わるとも思ってないですね。良くも悪くもメジャーに対して夢を抱いているかと聞かれたら、そうではないっていうのは間違いなくて。とにかく、できる範囲のことをやる。
――プライベートではいかがですか?
そうですね…。あ、始球式! 始球式で投げたいですね。野球は今でも大好きで、東京に行ってからも音楽友達と月1くらいでやるくらい。
――仕事で野球と関われたら嬉しいですね!
野球をやるためなら、何でもします!(笑)。ずっとピッチャーなので、いい球投げれると思うので。若いうちに呼んでほしいな。
――地元名古屋での始球式、見たいです!
その時は、ぜひ見に来てください。キャッチャー指名しますので。
――お願いします!!(笑)。本日はありがとうございました。
澤田 空海理 2nd single『已己巳己』
- 2024年2月14日RELEASE
- 収録曲
- 1.已己巳己
2.已己巳己 (instrumental)
- 公式サイト
- https://sorisawada.com/
yonawo、2ndアルバム『遙かいま』リリースインタビュー!やりたかったことを詰め込んだ、意欲作に迫る
福岡発新世代バンド、yonawo(ヨナヲ)が8月11日(水)に2ndアルバム『遙かいま』をリリース。 亀田誠治さんプロデュースの「闇燦々」、冨田恵一さん(冨田ラボ)プロデュースの「哀してる」などの先行配信曲をはじめ、結成当初からの楽曲「浪漫」など全12曲が収録されています。 「FRF’21」への出演など注目が集まっている中、前作より約9カ月ぶりという短期間でリリースされた今作について、メンバーのみなさんにお話を伺いました。 yonawo(ヨナヲ) 荒谷翔大(Vo)、田中慧(Ba)、斉藤雄哉(Gt)、野元喬文(Dr)による、福岡で結成された新世代バンド。2019年11月にAtlantic Japanよりメジャー・デビュー。8月11日(水)に2ndアルバム『遙かいま』をリリースし、直後に「FUJI ROCK FESTIVAL’21」へ出演。また、眼鏡ブランド〈Zoff〉の「Zoff CLASSIC Summer Collection」のモデルも務める。https://yonawo.com/ ――前作『明日は当然来ないでしょ』から、短期間でのリリースとなった『遙かいま』ですが、みなさんにとってどんな一枚になりましたか? 野元さん 前作でやってなかったことを詰め込んで、自分たちのやりたいことをやれたアルバムになりました。チャレンジとしては、クリックなしでせーので録ったり、プロデューサーの方々と制作したり、ドラムのプレイとしては、クリックだけを聴いて録った曲もあったり、あとは雄哉くんが作曲してくれてたり… 荒谷さん 一人でぜんぶ言うじゃん(笑) 野元さん まとめると、一曲一曲がボリューミーで…“社交的”な一枚になりました。 メンバー おお~(笑) 野元さん 前作はセルフプロデュースで、自分たちだけで完結した一枚だったんですけど、今回は外に出て、いろんな人と作ったアルバムになりました。 斉藤さん やったことがなかった新しいこともできたし、インディーズの頃にやってたようなこともブラッシュアップした形でできました。新しい自分たちも見せれたし、今までの自分たちがやってきたこともやれたなって思います。 田中さん 一曲一曲、違った方向のアプローチができたなと思います。今までになかった感じのグルーヴィーなサウンドもあったり、「はっぴいめりいくりすます」って曲は、クリックを聴かずにせーので録音したんですけど、今年構えたプライベートスタジオで録りました。メジャー前からやってたスタイルの曲も、今の自分たちに落とし込んで、バラエティに富んだアルバムになりました。 荒谷さん 今回は意識的に歌詞を書けたので、作詞の面で今までとは違ったチャレンジができたと思います。例えば「哀してる」とかは、歌謡曲っぽくしたかったので、歌詞に「あんた」とか使ってたり。あと「美しい人」は、対話形式になっている「木綿のハンカチーフ」という曲がすごく素敵だなと思って、自分なりに落とし込んだものですね。意図的に歌詞を作ったのは、今回が初めてです。 そうやって意識的に表現したかったものが、「遙かいま」というタイトルに上手くまとめられたので、詞の統一感は曲を聴いてもらえるとわかってもらえるのかなと。最初からコンセプトを掲げていた訳ではなくて、詞を書いているうちに徐々にまとまっていきました。最終地点でタイトルを考えたんですけど、そこでやっと自分の中にあったものをタイトルで表現できたなって思います。 ――今回のアルバムには、亀田誠治さんプロデュースの「闇燦々」、冨田恵一さんプロデュースの「哀してる」も収録されていますが、プロデューサーの方を交えての楽曲制作はいかがでしたか? 野元さん 亀田さんと冨田さんは、真逆と言ってもいいくらい、進め方が全然違っていましたね。冨田さんは綿密にアレンジを構成してくださって、今までやったことがなかった16ビートとかキメとか、“日本の王道のポップスにはめ込んだyonawo”を作ってもらいました。ドラムのフレーズがすごく難しくて、パターンもかなり勉強になりましたね。 亀田さんはバンドに寄り添ってくれる方で、レコーディングの前に何回かセッションして、そこで気付いたことを取り入れて完成度を高めていくスタイルで、バンドのことをわかってくれていたので楽しんでやれました。どちらも初めてのことではあったので、子どもの頃の社会見学みたいなワクワク感と、ついていかなきゃいけない緊張感もありました。 田中さん 亀田さんとはフレーズの運指とか、ベースの技術的なところも色々お話しできて、勉強になりました。 ――今回、サウンド面で特にこだわったところを教えてください。 斉藤さん 以前、ギターはスタジオのアンプで録ることが多かったんですけど、今回は自分たちのスタジオを構えられたので、音作りの幅も広がって、録り方にもこだわれました。アンプを使わずにラインで撮って、パソコンの中でギターの音を作ったりすることが増えましたね。あと「はっぴいめりいくりすます」は、リハーサルスタジオでのセッションを、少ないマイクでその場の空気を含めて録ったんですが、それも初めてのやり方でした。 荒谷さん あと「愛し私」は、ギターとストリングスがメインになっている曲で、サウンドの幅がまた一つ広がったなと思いました。 ――「The Buzz Cafe」は、斉藤さん作曲の一曲ですね。 斉藤さん その場のセッションの中でできた曲で、ギター弾きながらハミングして、同時に荒ちゃん(荒谷さん)がフレーズも考えてくれて。 荒谷さん 「The Buzz Cafe」っていうのが、僕と雄哉の思い出のカフェなんですよ。雄哉と作るから、どうせならそういう思い出が入ってたらいいなと思って、先に詞を書いて、曲にのせるという流れで作りました。 ――今回、バンドにとって新しいチャレンジだったなと思う曲や、個人的に思い入れのある印象的な曲を教えてください。 荒谷さん 俺は「はっぴいめりいくりすます」ですね。録り方の面でもそうだし、曲自体も高校生ぐらいの時に作った曲です。半分は高校生の時で、半分は今の自分が作ったって感じなんですけど、メロディ自体は昔からあったものなので、ようやくyonawoとしてバンドサウンドで音源化できて、いわゆる“エモい”ってやつですね(笑)。「浪漫」って曲もこれとほぼ同じ時期で、結構初期にできてた曲なので、やっとyonawoとして昇華できたなって思います。 田中さん 自分は「sofu」ですね。これは2年くらい前から音のやつがあって、当時出すか出さないかって時に、結局出さなかったんです。それで面白いのが、当時出そうとしてた時と今回では、アレンジがまるで違ってるんですよね。前のアレンジだと昼っぽい曲だったんですけど、「今のyonawoはこれじゃないな」と思ったのと、2年前からコードの知識も増えたので、コードワークやアレンジの面でも自分の実力を試してみたいなと思って、軸は残しつつコードも作り直しました。ムーディーでしっとりした、夜っぽい感じの曲調になったんですけど、みんなに聴かせたらいい反応が返ってきたので、うれしかったですね。あとは、ベースにエフェクトをかけたりして、自分の遊びの部分も詰め込めたので、一番気に入っている曲です。 斉藤さん 僕も荒ちゃんとかぶっちゃうんですけど、「はっぴいめりいくりすます」ですね。この曲だけ僕がミックスしたんで、思い入れがあるというか。インディーズの頃は、ぜんぶ僕がミックスしていたので、メジャーから自分のミックスで曲が出るというのが感慨深かったです。 野元さん 「beautiful Day to Die」は、ビートさとしさんにドラムテックで入ってもらいました。音色を選んでもらって、〈イスタンブール〉のクラッシュシンバルを使わせてもらったんですけど、水しぶきみたいな爽快感がある音で、めちゃくちゃ良くて。レコーディングは、大体いつも緊張感で打ちひしがれてて(笑)、煮詰まるときもあるんですけど、今までの中で一番楽しんで叩けたんじゃないかなと思います。フレーズも荒ちゃんが考えてきてくれたんですけど、自分の好きなフレーズに合ってましたね。荒ちゃんのフレーズって、わりと独特なものが多い中でも、これはすっと入ってきて。フレーズも音も最高だし、リラックスして叩けました。 ――10月からは名古屋を皮切りにアルバムツアーも控えているということで、ライブに向けての思いを教えてください。 田中さん 去年もアルバムを出して、ツアーを周ってライブをやってきたんですけど、それを更新するようなライブをしたいですね。去年のアルバムのツアーでは、同期を流してクリックを聴きながら、音源を再現するくらいの意識でやってたんですけど、今回はよりバンドっぽい音にブラッシュアップして、ライブ感や肉体感のあるグルーヴを4人で追及したいと思っています。 2021年8月11日(水)リリース yonawo『遙かいま』 通常盤(CD)税込3080円 初回限定盤LIVE(CD+DVD)税込3960円 初回限定盤DEMO(CD+CD)税込3960円 <CD収録内容> 1.ごきげんよう さようなら 2.闇燦々 3.The Buzz Cafe 4.浪漫 5.愛し私 6.夢幻 7.恋文 8. はっぴいめりいくりすます – at the haruyoshi/Take 5 9.sofu 10.beautiful Day to Die 11.哀してる 12.美しい人 <初回限定盤LIVE・DVD収録内容> 0.独白 1.矜羯羅がる 2.トキメキ 3.rendez-vous 4.麗らか 5.close to me 6.26時 7.しあわせ 8.ミルクチョコ 9.good job 10.Mademoiselle 11.cart pool 12.ijo 13.告白 14.蒲公英 En1.202 En2.天神 En3.生き別れ yonawo 2nd full album 「遙かいま」 release one man live tour 10月2日(土) 名古屋DIAMOND HALL(愛知) 10月3日(日) なんばHatch(大阪) 11月13日(土) 仙台Rensa(宮城) 11月14日(日) 札幌PENNY LANE24(北海道) 11月20日(土) UNITEDLAB(福岡) 11月21日(日) SECOND CRUTCH(広島) 12月2日(木) USEN STUDIO COAST(東京) チケット一般発売中:ぴあ/ローソン/イープラス 公式サイト https://yonawo.com/ ※掲載内容は2021年8月時点の情報です ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。
THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ)、『Section #11』リリースインタビュー!
ピシッとスーツを身にまとい、50~70年代のブラックミュージックを現代の音楽へ変換しながら、ロックンロールを伝え続けるバンド、THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ)。11月27日(水)にリリースした、オリジナル・フルアルバム『Section #11』に込めた想いを聞いてきました! photo / Masaya Miyata 左から、ROYさん、JIMさん THE BAWDIES / ザ・ボゥディーズ 小学生からの同級生ROY、JIM、MARCYと、高校からの同級生、TAXMANによって2004年に結成。唯一無二の圧倒的なボーカル・ROYを武器に、メンバーが敬愛するリトル・リチャード/レイ・チャールズに代表されるリズムアンドブルース、ロックンロールのルーツを現代の音楽に融合させ、老若男女問わず誰もを楽しませてくれる、パーティーのようなライブが各地で噂を呼んでいる。 『Section #11』のリリース、おめでとうございます! 結成15周年、デビュー10周年のアニバーサリーイヤーのリリースになりますが、今回のアルバムはどんな1枚に仕上がっていますか? 昨年4月、アニバーサリーイヤーに入るということを記念して、初のベストアルバム『THIS IS THE BEST』を出させていただきました。ベストアルバムが出ると、僕たちの歴史が一つまとまる感じがありますね。そこからまた一歩を踏み出す、新しい歴史に入っていくとなった時に、ぬるっと入りたくなくて、比べるものではないとは思うんですけど、ベストアルバムを超えるものができないと、次にはちょっと進めないな…と。なので今回は、ベストアルバムをライバルとして、それを超えるものを作ろうとして、出来上がったのが今回のアルバムです。 つまり、THE BAWDIESの歴史を超えるということなので、すごくハードルは上がっています。通常のベストアルバムって、言ってしまえばシングル楽曲や代表曲の寄せ集めなので、年代も関係ないですし、コンセプトもないことが多いんですよね。ただ、アーティストの強い曲がそろっています。それに勝つことを目標に、今回の『Section #11』は、新たなベストアルバムを作るところから始まったので、12曲すべて、シングルを書くつもりで作りました。 ベストアルバムを超える新アルバムということで、実際に2年9カ月ぶりのアルバムですが、やはり制作期間も長めに設けたかったのでしょうか? 実際のオリジナルアルバムとしては2年9ヶ月ぶりですが、前作のオリジナルアルバムを出してから、『NEW』のベストツアーがあって、ベストアルバム『THIS IS THE BEST』を出して、47都道府県を回って…とかで、制作期間が2年9カ月あったわけではなかったです。制作期間とすると、ベストアルバムが出てからなので、1年くらいですね。その中で、全曲シングル級のものを作りたいと、1曲1曲に力を入れて、時間をかけて作りました。 どのくらいの時間をかけて作られましたか? 普段、12曲入りのアルバムを書く時は、僕らの場合、だいたい14曲くらいを作ってから12曲に絞りますが、今回は本当に良い曲を選びたい気持ちがあったので、30曲以上作った中から12曲に絞りました。毎月2~3曲のデモを作って、選抜されたものを持ち帰って、デモを作り直して、またみんなの意見を聞いて、また持ち帰って…という工程を3回ほど繰り返した12曲がそろっています。 次のページ… タイトル『Section #11』の意味や思い入れは? タイトル『Section #11』の意味や思い入れなどは、ありますか? 「11」の部分をとると、オリジナルアルバム、カバーアルバム、ベストアルバムを含めて、インディーズの頃から通算で11枚目になります。加えて、来年デビュー11年目ということもあって、「11」がかかっています。 僕らの伝えたいロックンロールというのは、進化の必要のない音楽だと感じています。初期衝動や爆発力のあるところで生まれたロックンロールは、誕生した時が一番かっこよくて、それ以上は必要ないと思っています。僕らがバンドを結成した時の最初の目標も、ロックンロールのエネルギーを現代の人たちにも伝えていくことでした。 ただ、50~60年代に誕生した音楽を今の人たちに伝える時、やっぱりその時代によって伝え方が異なると感じています。例えば、現在、機械的にどうとでも操作できる音の厚みを聴いて育った、10代の若い世代の人たちに、50年代の「リトル・リチャード」や「チャック・ベリー」のレコードを持ってきて、「めちゃくちゃかっこいいよね!」って言おうとした時、当時とは音の作り方やレコーディング技術も違っているので、「なんか音しょぼくない?スカスカじゃない?」みたいに感じやすいんですよね。本来のロックンロールの激しさに気付く前に、今の音楽として受け取れないことになるので、僕らはまず現代の音楽に変換をして、ロックンロールの素晴らしさを伝える。その後に、僕らが影響を受けたロックンロールを聞いてもらうと、「なるほどね!」と分かってもらえることがあると思います。その橋渡しが僕らTHE BAWDIESの役目だと思っているので、進化は必要ないけれど、時代に合うように少しずつ変化をさせていっています。 進化と言うと、一章から二章とか、第一部から第二部と、大きな変化があると思いますが、僕らは1枚1枚進化しているのではなく、「section:節」として、一節、二節の小さな変化しかしていません。それは、デビュー当時から何も変わっていなくて、今、僕らの歴史物語は11節目にあり、「ずっと変わらないロックンロールを伝え続けているんだよ」というメッセージを込めて、セクションという言葉を使っています。 実際に今回のアルバムを聞いてみて、自然と身体が動くような曲ばかりでしたが、それは意識的に作られているのですか? そうですね。僕らの音楽は何も考えずに感じてもらって、その喜びを伝えるバンドです。だから、僕らがロックンロールで最初に影響を受けた、アメリカの音楽の魅力をストレートに伝えたいからこそ、英詞でやっています。 日本には、歌詞が素晴らしい曲がたくさんあるんですよね。そのせいか、初めて新しい曲を聴いたら、まず歌詞が読みたい、歌詞を追いたい性質が根付いているんですよね。身体で音楽を感じるよりも先に、頭で考えてしまう癖があります。でも、ロックンロールはそういう音楽ではなくて、感じたままに身体が勝手に動かせて、グルーヴに身を任せるものなので、その文化や喜びを伝えたいんですね。 実際に、アメリカのロックンロールの歌詞を見てみると、たいしたことは言ってなくて(笑)。でも、彼らから感じるエネルギーは、メッセージではなく、みんなで音楽を楽しんで、そして前に進もうというポジティブなエネルギーが宿っています。そんな力強いエネルギーは、歌詞を読まなくても感じられるものだと思います。 お祭りの時に、みんなで神輿を担いで、「わっしょい!わっしょい!」している時の「わっしょい」という言葉は、頭で考えてないんですよね。その感覚にロックンロールは近いと言いますか。いちいち頭で考えなくてもグルーヴに身を任せられる、お祭り文化が日本人にはあるので、日本でもロックンロールは根付くのではないかと期待を込めて、僕らはこのスタイルでずっとやっています。その気持ちは、デビュー当時から何も変わっていないので、今回、全曲を通して、身をゆだねていただければ、みんなの心を解放する楽曲がそろっていると思います。 次のページ… 名古屋のファンの印象は? 名古屋の印象はどうですか? 「名古屋は盛り上げるのが難しい」というアーティストの方もいますが、僕らはそれを感じていなくて、1回火がつくと、ドーン!と盛り上がった時のパワーはすごいと思います。大阪は、最初から爆発していますが、東京は結構冷静に見ている方が多くて、場所的にもその両面を持っているのが、名古屋ですね。じっくりと判断する性質もありますが、一度気に入ってくれたら、もう始めから爆発してくれる。僕らはインディーズの頃から名古屋に来ているので、今となってはみんな最初から爆発してくれるんですが、「愛してくれたら、とことん愛してくれる」みたいなところが、ありがたいなと僕らは思っていますね。 名古屋での思い出はありますか? 名古屋グランパスがJ2からJ1に上がるシーズンの時に、選手入場の曲で僕らの「THE EDGE」を使っていてくれていたんですね。それがきっかけで、グランパスのサポーターの方がライブに来てくれるようになって、グランパスのタオルを持って応援してくれて、ライブも楽しみにしていてくれるので、すごく嬉しいです。いまだにそういう人たちはライブに来てくれますし、僕らもその時からずっと、グランパスを応援させていただいてます。あの時も、一緒に戦ってJ1に上がったなという思いだったので、これからも頑張っていただきたいなと思います。僕らの曲をまた使っていただきたいです(笑) ツアーも12月から約半年をかけて、全国を回られますが、どんなライブになりそうですか? 今回のアルバムが、過去最高傑作だという自信があります。聴いてもらえれば分かる通り、THE BAWDIESの歴史の中で、今が一番かっこいい!と言えます。それを体感してもらえるのはやっぱりライブだと思うので、ぜひ生で今のTHE BAWDIESを観に来てほしいです。名古屋でいうと、12月14日(土)の「名古屋 CLUB QUATTRO」と、4月11日(土)の「名古屋 DIAMOND HALL」と、2回来るんですよね。12月のライブは、ツアーが始まりたてで、楽曲も出来立てほやほやで生々しくて、2回目のライブでは、いろいろな場所を回ってきた後で、楽曲もバンドも脂が乗り切った状態で戻ってくるので、その違いを楽しんでもらえるかなと思っています。 抽選で1名様にサイン入りポラをプレゼント! 抽選で1名様にROYさんとJIMさんのサイン入りポラをプレゼントします。下記の応募フォームからぜひご応募ください!※応募〆切は12月26日(木) THE BAWDIES オリジナル・フルアルバム『Section #11』 2019.11.27 リリース 初回限定盤 [CD+DVD] VIZL-1665 / 3800円+税 通常盤 [CD] VICL-65264 / 2900円+税 アナログ盤 VIJL-60211 / 3200円+税 Tracklist: <CD> 1. DON’T SAY NO 2. SKIPPIN’ STONES 3. LET’S GO BACK 4. I’M YOUR HOME 5. EASY GIRL 6. HIGHER 7. BLUES GOD 8. SHE’S MY ROCK’N’ROLL 9. HAPPY RAYS 10. GET UP AND RIDE 11. THE BEAT 12. STARS <DVD> “THE BAWDIES A GO-GO!! -Mission #11 SPECIAL-” SPACE SHOWER TVでかつてレギュラー放送され人気を博していたエンターテイメントプログラム“THE BAWDIES A GO-GO!!”を復活収録!今回の特別企画には、番組初回から出演する”武井先生”こと武井壮が6年ぶりにGOGOに登場しメンバーを指導!「11」にちなんだミッションにTHE BAWDIESが挑む!エンディングでは、かつて番組で唯一出来なかった罰ゲームで、まさかの展開が!? このためにオリジナル企画で撮り下ろした爆笑60分! 『Section #11 Tour』 [2019年] 12月6日(金) 渋谷 CLUB QUATTRO 12月7日(土) 渋谷 CLUB QUATTRO 12月14日(土) 名古屋 CLUB QUATTRO 12月15日(日) 梅田 CLUB QUATTRO [2020年] 1月10日(金) 小倉 FUSE 1月12日(日) 大分 DRUM Be-0 1月13日(月・祝) 長崎 DRUM Be-7 1月18日(土) 周南 RISING HALL 1月19日(日) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM 1月21日(火) 松江 canova 1月25日(土) 松本 Sound Hall a.C 1月26日(日) 金沢 EIGHT HALL 2月1日(土) 水戸 LIGHT HOUSE 2月2日(日) 高崎 club FLEEZ 2月8日(土) 浜松 窓枠 2月9日(日) 四日市 CLUB ROOTS 2月11日(火・祝) 神戸 Chicken George 2月21日(金) 京都 磔磔 2月23日(日) 高松 MONSTER 2月24日(月・祝) 松山 WstudioRED 2月29日(土) 宇都宮 HEAVEN’S ROCK VJ-2 3月7日(土) 札幌 PENNY LANE 24 3月8日(日) 札幌 PENNY LANE 24 3月19日(木)郡山 Hip Shot Japan 3月21日(土) 盛岡 CLUB CHANGE WAVE 3月22日(日)仙台 Rensa 3月28日(土) 新潟 LOTS 4月4日(土) 広島 CLUB QUATTRO 4月5日(日)福岡 DRUM LOGOS 4月11日(土)名古屋DIAMOND HALL 4月12日(日)なんばHatch 4月25日(土) 新木場STUDIO COAST 公式サイト http://thebawdies.com/
iri、6thアルバム『PRIVATE』リリースインタビュー!「肩の力を抜いて音楽を楽しめた」
シンガーソングライター・iriさんの6thアルバム『PRIVATE』が、5月10日(水)にリリース。前作『neon』から約1年3カ月ぶりのリリースとなる本作は、ドラマやCMとのタイアップ曲に加え、アルバムのために書き下ろした新曲など全10曲入り。iriさんの日常で起こった私的なドラマを詰め込んだ、まさにプライベートなアルバムとなっています。 低音でクールな歌声と、心地よいラップを散りばめた歌詞。一度聴けば誰もが虜になってしまう彼女の曲作りや、今回のアルバムに込めた思い。2023年5月17日から始まる、自身初となるホールツアーへの意気込みなどを聞かせてもらいました。 ――前作から約 1 年3カ月ぶりのアルバムリリース ですが、アルバムを作る中で、前回と比べて自分の中で心境の変化や、制作のモードの違いはありましたか? 前作に関しては、コロナ禍における感情だったりが反映されていて、ストイックに自分と向き合ったアルバムでした。今まで自分が作ってきたものが、本当に自分らしいのか?など、自問自答しながら作っていたんですが、前作でたくさん自分に向き合っていた分、今回はその結果が出たというか。自分の中で、今回は結構開けていて、肩の荷が下りたようなアルバムかなという気がします。 ――アルバム『PRIVATE』が誕生した経緯を教えてください。 今回、先にテーマを決めて作っていたわけではなくて、「アルバムをリリースするぞ」というところから作っていきました。収録曲の半分は昨年配信した既存曲なんですが、リードとなる曲が多かったので、それに対して残りの数曲を「自分がリスナーさんだったらどんな曲をを聴きたいかな?」と想像しながら作りました。 ――1曲目に収録されている「Season」は、身体に溶け込むようなメロディーと歌詞が素敵で、iriさんの魅力がたくさん詰まっている1曲でした。 【iri-Season (Music Video)】 この曲は、一緒に制作してくれたサウンドプロデューサーのESME MORI (エズミ・モリ)さんに先にトラックを作ってもらいました。私は歌詞が音に影響されやすいんですけど、トラックを春らしく爽やかで開けているサウンドにして、それを聞きながら浮かんだ言葉だったりを書いていきました。 日々生活している中で、「自分、今充実しているな」というのを、自分ではあまり思わなくて。色んなことに追われて、自分が思っていた理想の29歳かと言われると、ちょっと分かんないなと感じていたり。年齢に関係なく何かをスタートするときとかって、みんなそれぞれあると思うんですけど、モヤモヤした冴えない日の中に、たまに現れる小さな幸せみたいなのが、皆あるのかなと思っていて。そういった小さい幸せを感じたときに、サビの「どうやらそんなに悪くないなこの世界は」という歌詞が自然と浮かんできました。 ――「Season」の他にも、ESME MORI さんとタッグを組んだ曲がいくつか収録されていますよね。2人はiriさんのデビュー当時から一緒に曲作りをされていると思いますが、いつもどのように曲を作り上げているのでしょうか? 大体は、作りたい曲調、リファレンスをMORIさんにシェアして、それをそのまま作るわけではなく「iriが歌うならこんな感じだよね」というベースを作ってもらうことが多いです。私の好きな音色や、自分の歌がどうやったら生きるか、みたいなところを分かってくださっているので、それをもとに音色やBPM一緒に詰めていって、そこに歌が乗ってブラッシュアップをしていきます。 ――クリエイターの渡邉直さんとコラボしたMVも素敵でした。MVの中では、部屋の中で料理をしたり洗濯物を畳んだりと、iriさんのプライベートをイメージさせるシーンがありましたね。 今までのMVが、車を運転してたり、カッコよくキメているものが多かったので、部屋の中で過ごしている、プライベート感というか、ラフな画を撮ってもらいたくて。監督と相談して、料理しているシーンなどのポップな要素を入れていきました。 ――iriさんが「プライベート」で、一番癒されるなと感じる瞬間は? 「犬」です。(笑)犬好きなので、わんちゃんと戯れる時間が最高です。 次のページ… タイアップ曲、初の海外アーティストとのコラボ曲について ――サッポロ生ビール黒ラベルの「Star Lyrics 企画」とタイアップした「STARLIGHT」は、夜の街を駆けるような疾走感のある曲でした。iriさんの唯一無二の心地よいラップを散りばめた歌詞は、いつもどのように生まれるのでしょうか? 【iri-STARLIGHT (Music Video)】 音を聴きながら、ギターを弾きながら、それを聞いてイメージしたメロディと言葉を作っていくので、あまり頭では考えずに自然に生まれることが多いです。トラックを聴きながらとりあえず歌ってみて、自然と出た言葉を使ったり。他のアーティストさんもよくやっていると思うんですけど、音に合わせて「ごにょごにょ…」と、言葉にならない言葉をメロディーと録音して、それをヒントに「あ、この言葉はまるな」という感じで作っていくこともあります。 ――先月配信された「Go back」では、初めて海外のアーティストとコラボされたということでしたが、いかがでしたか? 【iri-Go back (Music Video)】 今回コラボレーションした「edbl(エドブラック)」さんは、サウスロンドンを拠点にしているアーティストなので、実際にセッションしながら曲を作るのは難しかったんですが、ギタリストの磯貝一樹さんが間に入ってくださっていて。磯貝さんが作ってくださったトラックに私が歌をのせて、edblさんがブラッシュアップをして、最後に完成したものを聞いた時にはすごく感動しました。 この曲は、他の曲と聴き比べてみても音数がシンプルで、良い意味で隙間があるというのと、個人的にedblさんのビートがめちゃくちゃ好きで。それが活きていたのがすごくうれしかったです。洗練された曲に仕上がりました。 ――今回のアルバムに収録されている「boyfriend」 「染」を含め、iriさんのラブソングは、いつも幸せなだけじゃない恋の形を認めてくれる曲が多いように感じます。ラブソングを作詞するとき、インスピレーションは何から受けていますか? 【iri-boyfriend (Official Audio)】 【iri-染 (Music Video)】 自分の過去のこととか、実体験が多いですね。だから、共感してくれる人はすごく分かってくれるんじゃないかと思います。私自身、「ハッピーなラブソング」ってあまり作ったことがなくて。実際に世に出ているラブソングの中でも、個人的にはハッピーすぎる曲ってあまり好んで聴かない気がします。 ――アルバムの最後に収録されている「private」は今回のアルバムに合わせて? 【iri-private (Official Audio)】 10曲目の「private」は、一番最後に作った曲で、LAのトラックメーカーの「Aso」さんにトラックを作ってもらっています。そのトラックを聴いて歌詞を描いているときに、「PRIVATE」というワードがふと浮かんできました。丁度、アルバムのタイトルを考えているタイミングだったので、今回のアルバムにピッタリだなと思ったんです。 ――今回もアナログ盤LP・CD・ストリーミング配信と、3形態でのリリースなんですね。 今回は特に、ジャケットもすごくカッコいい仕上がりになっていて、以前出したアルバムの『Shade』のジャケット撮影をしてくださった細倉真弓さんにお願いしました。アナログで、レコードで聴いたら良いだろうなという曲が多いですし、ジャケットとして飾ってもらうのも良いなと思っています。 次のページ… 曲を作るうえで、大切にしていること ――デビューからこれまで毎年ニューシングルをリリースされていますが、曲作りで大切にしていることは? 一つは、「共感が得られるか」というところです。歌詞を考えるときに、自分の日常や、実際に今考えている事を赤裸々に書いてみることもあるんですけど。その時にただの一方通行にならないようにというか。みんなが自分の日常と重ね合わせて共感してもらえるように言葉を選んだり、サウンドに温かみを持たせたり、歌詞によって変えるようにしています。 あと、私は言葉を詰め込みやすいので、なるべく聞き取りやすいように、そこは注意をしていますね。歌詞を書いてからメロディを付けるわけではないので、グルーヴを優先していると、言葉の詰め具合が複雑になることがあって。グルーヴを保ちつつ、みんなに分かりやすいように言葉を紡ぐことを意識しています。 ──これから挑戦してみたいことはありますか? 【iri-DRAMA (Official Audio)】 今回のアルバムに収録されている「DRAMA」は、「Wonderland」という曲でお世話になった村岡夏彦さんにいただいた「鍵盤」を使って、初めてコードを作って制作したんですけど。今までは、トラックやギターに歌詞とメロディを乗せることが多かったんですが、鍵盤を使って曲作りをすると、想像することや出てくる言葉が全然違って、とても面白いなと感じたので、引き続き、鍵盤での曲作りにも挑戦していきたいなと思っています。 次のページ… これからの目標や、ツアーへの意気込み ――3月にお誕生日を迎えられたとのことで、おめでとうございます。20代を振り返って、自分の中で一番大きな変化が起こった、印象的な年があれば教えてください。 うーん。実は「今」は結構、20代の中でも印象に残る年になるのかなと思っています。今年で20代最後の年になるんですけど、これまではずっと、「毎年曲をリリースしよう」と曲を作り続けてきたし、その中での葛藤もあったんですけど、今は少し落ち着いてきたというか。コロナ禍でたくさん刺激も受けたし、迷いもあったけど、それでも手探りで活動をする中で、着々とリスナーの方が増えて輪が大きくなってきて、ホールツアーもできるようになってきました。 以前までは「これってiriっぽくないからあんまり見せないほうが良いかな?」って思うことが結構あって。アーティストイメージが壊れちゃう、じゃないですけど……でも最近はそれが怖くなくなったというか。 自分らしくステージに立って、自分らしく歌って、自分が良いと思うように表現をして。それで良いんだなというのをリスナーさんが思わせてくれているので、それがとても幸せなことだなと思います。それもあって、今回の作品も肩の力を抜いて作れたなって感じがしていますね。 ――これから、どのように年を重ねていきたいですか? 今回の「Go back」での海外アーティストとのコラボのように、もちろん色々なチャレンジはしつつ、肩の力を抜いて音楽を楽しみたいなと思いますね。今一緒に曲を制作してくれているトラックメイカーやプレイヤーの方々が本当に素晴らしくて、尊敬できる人が周りにいるので、彼らとの信頼関係を大切にしながら、新たな曲を作って行きたいと考えています。 ――5月17日(水)から、初のホールツアー「iri Hall Tour 2023 “PRIVATE”」もスタートしますね。意気込みを聞かせてください。 昨年、「東京国際フォーラム」で初めてワンマンライブをしたんですが、ホールってやっぱり響きが良いので、今回のアルバムに収録されている曲は、どれもホールにすごく合うなと思います。なので、バンドで生演奏するのがとても楽しみですね。つい最近、リハーサルをやったんですけど、すごく楽しかったので、みんなに早く聴かせたいなと思いますし、アルバムには収録されていない過去の曲もホールに合うようにアレンジしたいと思っているので、楽しみにしててください。 ――6月16日(金)には名古屋でのライブも控えていますね。名古屋のイメージ・印象はどうですか? 名古屋のファンの方々は、最初は「シャイなのかな?」と思っていたのですが、意外とノリノリで曲に乗ってくれるなという印象です。今回はホールライブなんですけど、踊ったり、揺れたりして聴いてくれるんじゃないかな?と私も楽しみにしています! ―― iri 6th Album『PRIVATE』 初回限定盤(CD+CD)4180円 通常盤(CD):3300円 アナログ盤(LP)4400円 [CD] ※全形態共通 収録曲 (全10曲) 1.Season 2.STARLIGHT(サッポロ生ビール黒ラベルStar Lyrics企画タイアップ曲) 3.Roll 4.DRAMA 5.染(Amazon Originalドラマ『モアザンワーズ/More Than Words』主題歌) 6.Go back 7.friends(メルセデスAMG SL タイアップソング) 10.moon 11.boyfriend 12.private [CD -DISC 02-] ※初回限定盤のみ iri Presents ONEMANSHOW “STARLIGHTS” ライブ音源 1.Corner 2.ナイトグルーヴ 3.Rhythm 4.染 5.会いたいわ 6.半疑じゃない 7.摩天楼 8.Sparkle 9.24-25 10.STARLIGHT 配信URL jvcmusic.lnk.to/PRIVATE ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信中 ※音楽ストリーミングサービス:Apple Music、Spotify、YouTube Music、LINE MUSIC、Amazon Music、Deezer、AWA、Rakuten Music、KKBOX、TOWER RECORDS MUSIC 「iri Hall Tour 2023 “PRIVATE”」 5月17日(水) 神奈川・神奈川県民ホール 5月18日(木) 宮城・トークネットホール 5月25日(木) 北海道・カナモトホール 6月2日(金) 福岡・福岡国際会議場 メインホール SOLD OUT! 6月6日(火) 岡山・倉敷市芸文館 6月8日(木) 大阪・サンケイホールブリーゼ 6月9日(金) 大阪・サンケイホールブリーゼ SOLD OUT! 6月16日(金) 愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール SOLD OUT! 6月18日(日)東京・東京ドームシティホール SOLD OUT! 公式サイト www.iriofficial.com ※価格は税込み表記 ※掲載内容は2023年5月時点の情報です
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